レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

スーパーGTニュース

投稿日: 2015.09.25 00:00
更新日: 2018.02.17 10:35

嵯峨「勝つのが絶対条件の中での2位は悔しい」


2015 AUTOBACS SUPER GT ROUND 6
開催地:スポーツランドSUGO(宮城県)/3.704km

9月19日(予選)天候:晴れ
コースコンディション:ドライ 観客数:8,000人
9月20日(決勝)天候:晴れ
コースコンディション:ドライ  観客数:28,500人

大波乱の展開を乗り越え2位獲得!開幕戦以来の表彰台へ。

 スーパーGTの第6戦が、9月19〜20日に宮城県のスポーツランドSUGOで開催された。シリーズは佳境に差し掛かり、今や「TOYOTA PRIUS apr GT」が積むウエイトハンデは68kgに。全戦で入賞を果たし、ポイントをコツコツと稼いできた成果ではあるのだが、その一方で表彰台には、優勝を飾った開幕戦以来、遠ざかっている。まだ王座獲得の可能性は残されている以上、そろそろ再び大量得点が欲しいところではある。

 68kgのウエイトハンデは、厳しい戦いを強いる一方で、テクニカルコースとして知られるスポーツランドSUGOは、旋回性能の高さを自慢とするJAF-GT車両と絶対の相性を誇る。嵯峨宏紀選手と中山雄一選手が「十分勝機あり」と、臨んでいたのは言うまでもない。

■公式練習 9月19日(土)9:00〜10:35
 スポーツランドSUGOでのスーパーGTは、例年7月にシリーズ中盤戦として開催され、暑さをも大敵としてきたが、この時期に改められたからには、そう苦しめられることはないと思われた。ところが公式練習開始時の気温は22度、そして路面温度は29度。数字だけ見ればそう厳しくなさそうだが、日差しは夏のように強く、やがて上昇していくのは明らかだった。また未明に降った雨によって、コースの一部が濡れてウェット宣言が出されていたが、ライン上はすでに乾いていたことからドライタイヤでの走り始めとなる。

 最初に「TOYOTA PRIUS apr GT」のステアリングを握った中山選手が、ピットを離れたのは開始から5分経過後のこと。まずアウト〜インを確認作業を行なった後、3周から5周のスパンで周回を重ねていく。ピットでの停止時間が短かったのは、持ち込みのセットが決まっていたことの何よりもの証拠。30分を過ぎて間もなく赤旗が出されるが、再開から間もなく中山選手は1分20秒038を出してトップに立つ。

 その後も周回を重ねて、1時間8分を走行して中山選手のパートは終了。そこからは嵯峨選手の担当となり、GT300単独のセッションに変わるラスト10分間も含んだ時間を使い、ロングランが行われた。終了3分前に再び赤旗が出され、予定より早く終了となったが、14周もの連続周回を果たせたことで、決勝レースに向けても大きな手応えをつかむこととなった。


関連のニュース