21日、都内で2010年に活躍したプロスポーツ選手を表彰する『2010年度 第43回 日本プロスポーツ大賞』の表彰式が行われ、全日本選手権フォーミュラ・ニッポンから功労賞としてジョアオ-パオロ・デ・オリベイラ(Mobil1 IMPUL)が、新人賞として山本尚貴(NAKAJIMA RACING)が受賞した。
この日本プロスポーツ大賞は、財団法人日本プロスポーツ協会が毎年行っているもので、1968年以来今年で43回目。フォーミュラ・ニッポンを運営する株式会社日本レースプロモーションが加盟しており、今年はフォーミュラ・ニッポン王者のオリベイラが功労賞に、そしてルーキー・オブ・ザ・イヤーの山本が新人賞に選ばれることとなった。
プロ野球やJリーグ、さらに日本プロゴルフ協会や日本相撲協会なども加盟する日本プロスポーツ協会だけに、他のスポーツのトップアスリートたちも出席したこの日の表彰式。オリベイラは残念ながら母国ブラジルに帰国していたため出席できなかったが、GTテストが行われている鈴鹿からとんぼ返りで出席した山本は、プロ野球巨人の長野久義や大相撲徳瀬川などど並んで登壇。笑顔で表彰状と楯を受け取った。
「栄誉ある賞をいただけて光栄に思いますし、この賞が獲れたのもチームの皆さん、ホンダさん、応援して頂けているファンの皆さんのおかげだと思うので、本当に感謝したいと思います」と授賞式を終えた山本は語る。
「今までこうして他のスポーツの方と並んで表彰されたことはないですが、改めてフォーミュラ・ニッポンというレースが日本のプロスポーツの中で成り立っているんだな、と感じました。でも、相撲だったりサッカーだったり野球だったりゴルフだったりというスポーツと比べると、どうしても知名度が低いな……というのは肌で感じたので、これからモータースポーツのために、日本のプロスポーツのために、ドライバーとして一生懸命頑張ることが大事だと感じましたね」
「今回の授賞式をきっかけに、また身が引き締まる思いです。また来年以降も頑張っていきたいと思いました」
なお、今年の日本プロスポーツ大賞は大相撲の横綱・白鵬が受賞。殊勲賞は“SAMURAI BLUE”サッカー日本代表、プロ野球千葉ロッテマリーンズ、女子プロゴルフの宮里藍が受賞。新人賞の中から選ばれる最高新人賞はプロ野球巨人の長野久義が受賞した。