27日、都内のホテルで日本プロスポーツ大賞の授与式典が開催され、今季スーパーフォーミュラに参戦した山本尚貴と平川亮、佐藤琢磨の3人が、それぞれ功労賞、新人賞、特別賞を受賞した。
日本プロスポーツ大賞は、日本のプロスポーツ界の健全な発展と振興に寄与する事を目的として、1968年から毎年、その年に活躍したプロスポーツ選手に授与されている。表彰を行う日本プロスポーツ協会には、スーパーフォーミュラを運営する日本レースプロモーション(JRP)も加盟しており、同シリーズに参戦している山本、平川、琢磨の3人が各賞を受賞することになった。
式典では、2010年にこの場で新人賞を受賞している山本が、今季スーパーフォーミュラのチャンピオンとして功労賞を受賞。プロ野球東北楽天ゴールデンイーグルスの田中将大投手や、大相撲の大関・稀勢の里らとともに賞状と盾を受け取った。また、今季KYGNUS SUNOCO Team LeMansからスーパーフォーミュラへのデビューを果たし、最終戦鈴鹿のレース2では4位を獲得した平川には新人賞が授与されている。
大賞・殊勲賞以外で特別に業績が認められた選手に贈られる特別賞には、インディカー・シリーズで日本人初優勝を果たし、スーパーフォーミュラにもスポット参戦した琢磨が選出。優勝したロングビーチ戦での映像が上映される演出の後に登壇した琢磨は、同じく特別賞を受賞した男子プロゴルフの井戸木鴻樹、中央競馬の武豊と並んでトロフィーを受け取った。
なお、今年の日本プロスポーツ大賞は、功労賞も受賞した東北楽天ゴールデンイーグルスの田中将大投手が獲得。下村博文文部科学大臣から内閣総理大臣杯が手渡された。また、殊勲賞はプロ野球東北楽天ゴールデンイーグルス、プロボクシングの山中慎介、大相撲の横綱・白鵬の3組に授与。新人賞の受賞者の中から選出される最高新人賞には、プロ野球東京ヤクルトスワローズの小川泰弘投手が輝いている。