10日、横浜市の日産自動車グローバル本社にて、日産の2010年モータースポーツ体制発表会が行われた。ここで、2010年のスーパーGT500クラスに関する体制が明らかにされ、GT500クラスのGT-Rは1台減り、3台体制となることが明らかになった。
発表会でニスモの眞田裕一社長は、「持てる力を集中するため」台数を1台減らし、3台体制を組むことを決めたと発表。ニスモ、チーム・インパル、KONDO RACINGからそれぞれ1台ずつが参戦することとなった。
また、今季のGT-R勢の最大の特徴としては、ニスモがタイヤをミシュランにスイッチしたことにより、3台が別々のブランドのタイヤを装着することになったことだろう。これについて柿元邦彦総監督は、「スーパーGTでは異例なことだが、これも我々にとっては新たなチャレンジ」と語っている。
さらに、今季のGT-Rはエンジンを新開発の3.4リッターエンジンに換装。レギュレーションに合致した車両で臨むことになった。これについて眞田社長は、「昨年の終盤戦で性能調整が課されたことが痛手となった」とその理由を語っている。
ドライバー体制については、23号車ニスモが本山哲/ブノワ・トレルイエのふたりが残留、12号車インパルは松田次生にロニー・クインタレッリが加わる形となった。24号車KONDOには、ジョアオ−パオロ・デ・オリベイラに安田裕信が加わる形となっている。
なお、GT300クラスについては、これまでGT500で参戦していたハセミモータースポーツがGT300に移行、フェアレディZで参戦することが明らかになった。これまでGT300に参戦してきたMOLAについては、「まだ話がない(眞田社長)」と言う。
