全日本選手権スーパーフォーミュラ第3戦富士で、序盤からライバルたちを圧倒する速さで優勝を飾ったジョアオ-パオロ・デ・オリベイラ(LENOVO TEAM IMPUL)。チームを率いる星野一義監督が、第3戦富士を振り返った。
LENOVO TEAM IMPUL 星野一義監督
「今回は練習走行から予選からずっと調子が良く、色々なところから『今回は行けるね』と言われて、ただプレッシャーがたまるばかりだった。クルマの心配はしていなかったけど、スタートはアンドレア(カルダレッリ)がうまくいってなかったので、JPのデータを見ながらスタートのやり方を教えたり色々言った。でも、あとは本人に任せるしかないので、『とにかく好きなように行ってみろ』って言ったら、好きなようにやってくれた(笑)。まあ、それもレースで勉強といことで。(他車と)絡んで、決して誇れるようなことではないですけど、またいい意味で次回のレースでパワーをつけてくれればいいと思います」
「JPについては彼に任せきりでしたが、一貴が追いかけてくるので『やめろよ』って言いたくなった(笑)。でも、セクター2で『これはダウンフォースが違うな』って、長年の経験で分かった。良いデータを活かして、次回にはもっと行けるようなのを考えなくちゃいけない」
「今回一番大きかったのは、チームももう少しいい結果を残したい、ドライバーももっといいクルマにしたいという中で、人間を少し料理(人事異動)したこと。それがすごく良い方向にいっていると思う。チームの力もそれでレベルアップしている感じがする。常にチャレンジする中で逃げ出したくなることもあるわけですが、逃げ出さないでチャレンジして本当に良かった。みなさんの声援でチャレンジすることができました。ありがとうございました」