今季、IZODインディカー・シリーズの参戦を終えた後、全日本選手権フォーミュラ・ニッポンにTEAM無限から参戦している佐藤琢磨。参戦3戦目の今回は、年に一度の祭典JAF Grand Prix FUJI SPRINT CUP。琢磨は雨の中、フォーミュラ・ニッポンの予選スーパーラップに挑んだ。

 金曜日はドライの中でフリー走行を行い、迎えた土曜の予選はウエット。琢磨は雨量が変化する中での予選に挑むこととなったが、その時点でのトップタイムをマーク。その後雨量が増えたこともあり、最終的には6位でクオリファイ。3列目という好位置を獲得することができた。

「今日は雨のスペシャルステージによる予選ということで、出走の順番でコンディションの良い人もいれば、悪い人もいるし、みんなぶっつけ本番の中でしたが、雨のSUGOで試したことをもうワンステップ前に進めることができたので、チームとして前進できたのは良かったですね」と琢磨。

「予選はいきなり雨の中でのアタックでしたけど、アウトラップはすごく滑りましたが、タイムアタックに入ったらそこそこグリップしてくれたと思います。コンディションが前半と後半で変わった状況でした」

 そんな琢磨だが、まだまだフォーミュラ・ニッポン参戦3戦目ということもあり、「予選のアタックの後、モニターでライバルの走りを見ていましたけど、リヤウイングを寝かしている中でも安定して曲がっていくクルマはやっぱり速いですね。明日のレースの参考にしたいと思います」とライバルからもまだ学んでいる様子。

 とは言え、3列目という好位置からのレースはファンとしては期待せざるを得ない。「今回の予選順位はフォーミュラ・ニッポンのスポット3戦の中でいちばん良いですし、今日は冷たい雨になってしまいましたけど、明日は晴れそうなので楽しみにしています」と琢磨も楽しみにしている様子。

 富士スピードウェイは、これまでのフォーミュラ・ニッポン参戦サーキットの中でも抜きやすいコース。今季集大成のこのレースでファンが期待するオーバーテイクを見ることができるのか、楽しみにしたいところだ。

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