2014 SUPER GT 第1戦「OKAYAMA GT 300km RACE」(4/5-6)
岡山国際サーキット(1周3.703km)
入場者数:予選9,000名、決勝18,000名 合計27,000名

 4月6日(日)、シリーズ開幕戦となるSUPER GT第1戦「OKAYAMA GT 300km RACE」の決勝が行われ、9番グリッドからの逆襲を目指して勇往邁進に臨んだDENSO KOBELCO SARD RC Fは、スタートドライバーを務めたオリバー・ジャービスがオープニングラップで7位に浮上、一時、横なぐりの雨となった18周目頃からドライタイヤのため滑りやすい雨の路面にペースを落とす他車を尻目に果敢に速いペースで走行し、5位まで順位を上げて石浦と37周目に交代。石浦もその時点で走行している車両中でトップのペースで果敢に前を猛追。54周目には4位に浮上した。その後、18号車と一進一退の攻防を続け見事に退け、3位をいく12号車に追いつき表彰台圏内に肉薄したが惜しくもチェッカー。DENSO KOBELCO SARD RC Fは、オリバーと石浦の両ドライバーの果敢な追い上げで見事に4位フィニッシュとなった。

 ドライバーポイントでは8点を獲得、チームポイントでは11点を獲得した。次の第2戦はゴールデンウィーク中の5月3日(土)・4日(日)に富士スピードウェイで開催される。

 桜の花が満開になった今週末、いよいよ2014年のシーズンが開幕。今季投入されたDENSO KOBELCO SARD RC Fでの初陣となる。3月に行われた岡山GTA公式テストではコースレコードを上回る総合トップタイムをマークするなど事前のテストでは好調に上位タイムを刻んでいる。

 新しくチームメイトとなったオリバー・ジャービスも走行の度に世界で戦っている実力の片鱗を見せ、世界的にもコンペティティブなSUPER GTに慣れてきており、チーム加入4シーズン目を迎える石浦宏明とのコンビに大きな期待が懸けられている。

 DTMとの共通化を図った新型車両による新時代の幕開けとなる開幕戦は、岡山県東部の山間部・美作市にある岡山国際サーキットが舞台。開幕戦はハンディウェイトが各車ともゼロ、公式予選は両ドライバーが1回ずつアタックするノックアウト方式(Q1とQ2)でグリッドが決まり、決勝は300kmでピットストップは1回となる。

 岡山はかつてF1も開催されたことがあるテクニカルコース。約3.7kmと距離が短いながら至る所にパッシングポイントがあり、ボディを擦り合わせながらの激しい超接近戦がコースサイドのすぐそばで見られる迫力のある臨場感が体験できるサーキット。体制変更で悲願のシリーズチャンピオンを狙うチームは勇往邁進、勝利を目指していった。

 5日(土)午前中の公式練習走行は、気温9度/路面温度15度の肌寒い曇り。9時から混走セッションが開始され、最初のダストが捌けた10分過ぎから石浦がコースイン。クルマのバランスを調整しながら仕上げていき、1分21秒369の3番手タイムをマーク。次にタイヤを換えコースインした石浦であったが、正にベストラップを刻もうかというタイミングで赤旗中断の不運。再開後コースインしてアタックを試みたが、タイム更新ならず。予定したプログラムもあることからオリバーと25周目から交代。ユーズドながら、まずまずのペースで走行していくオリバー。その後の10分間のGT500単独セッションでは、オリバーがQ1アタックシミュレーションを行い、8周目に1分21秒577のタイム。公式練習走行ではトータル49周を走行。石浦がマークした1分21秒369の12番手タイムでQ1への準備を終えた。

■Q1:僅か0.014秒差で惜しくもQ1突破ならず
 5日(土)公式予選Q1は、雨の予報もあったが降らずに曇り空となり、気温12度/路面温度23度に。クルマの状態はまずまずの仕上がりで公式練習走行で手応えを感じていたオリバー。アウトラップから丁寧にウォームアップを重ねていったオリバー。4周目にはまずは7番手タイム。5周目に1分20秒530の6番手タイムを叩き出す。しかし、ライバル勢もタイムアップしていき、DENSO KOBELCO SARD RC FはQ2進出不可のボーダーラインの9位となってしまう。1周のクールダウンを置いて再度次の周にアタックを試みたオリバー。セクター1で自己ベスト更新したが、セクター2では叶わず。果敢にSUPER GTでの初予選に挑んだが、結果、僅か0.014秒差で惜しくもQ2進出を逃す9位となった。決勝は9番グリッドからの逆襲を目指す。

■フリー走行
 6日(日)決勝日のフリー走行開始時は、気温7度/路面温度11度で降雨のためウェットコンディション。スタートドライバーを努めるオリバーがステアリングを握り、ウェット路面の中、上位タイムをマークして雨の速さをアピール。いくつかのウェットタイヤを皮むきも含めチェックを16周ほど行った。サファリの時間帯に石浦が確認走行。路面は乾き始めたがウェットタイヤで走行を続けた。公式練習走行とサファリで26周を走行、オリバーがマークした1分31秒709で10番手タイムとなった。

■決勝スタート
第1スティント:オリバーが雨での速さを披露
 6日(日)14時決勝スタート時点は気温9度/路面温度20度のどんよりした曇り空。9番グリッドからの逆襲を目指して勇往邁進に臨んだDENSO KOBELCO SARD RC Fは、スタート時にGT300クラスのフォ-メーションラップ隊列が整わないため、もう1周フォーメーションが行われ81周で争われることになった。スタートドライバーのオリバーは、やり直しのスタートでインサイドにポジションを取り、混乱をうまく回避。オープニングラップで7位に浮上した。11周目にヘアピンで追突され左側後部のパーツが脱落してしまったが走行には大事に至らず上位に食らい付いていくオリバー。一時、横なぐりの雨となった18周目頃からドライタイヤのため滑りやすい雨の路面にペースを落とす他車を尻目に果敢に速いペースで走行を続けた。23周目には1コーナーで17号車をきれいにオーバーテイクし、5位まで順位を上げていき石浦と37周目に交代となった。

第2スティント:石浦が驚異の追い上げで3位争いに
 ピットワークを確実にこなし石浦が戦列に復帰。タイヤが温まるとその時点で走行している車両中でトップのペースで果敢に前を猛追。54周目にはヘアピンで17号車を抜き去り、4位に浮上した。上位3台を追いかける石浦に、後方から18号車が近づいてきて一進一退の攻防を繰り広げたが、これを見事に退けた石浦は表彰台を狙って3位をいく12号車を猛追した。ぐんぐん追い上げる石浦は77周目には射程に捉え肉薄。だが、追い詰めたところでチェッカーとなってしまい、惜しくも表彰台を逃す結果に。両ドライバーの果敢な追い上げで見事に4位フィニッシュとなったDENSO KOBELCO SARD RC Fは、ドライバーポイントでは8点を獲得、チームポイントでは11点を獲得し、まずまずの2014年シーズン出だしとなった。次の第2戦は、ゴールデンウィーク中の5月3日(土)・4日(日)に富士スピードウェイで開催される。

石浦宏明
「開幕戦はこれまで余り良い出だしではなかったので順位的には表彰台あと1つの4位でしたが、この結果は次につながるなと思っています。レース内容も、オリバーが流石の走りを見せてくれて順位を上げてくれ、自分自身も良いペースで追い上げられレースを楽しみました。公式テストの時もペースは良かったので予選順位は9位でしたが、きっと追い上げられると信じてました。また、今回たくさんのファンの方が応援に駆けつけて熱い声援を頂き、とても心強かったです。次の富士は表彰台で終われるように頑張っていきたいと思います」

オリバー・ジャービス
「開幕を終えて本当にこのSUPER GTレースのタフさと楽しさを知りました。途中、接触されたけど大事に至らず幸いだったよ。チームが良いマシンを用意してくれて、ピットワークも良く、9番手から4位でフィニッシュするまで順位を上げることが出来ました。これからのシリーズ戦に期待のできる開幕だったと思う。ヒロ(石浦)とのコミュニケーションも走る度に良い方向に進んで行っていて、次の富士もテストで良いペースで走れているので、勝てるよう頑張ります。ミナサン、応援をどうぞよろしくお願いします!!」

大澤尚輔監督
「決勝では、予選の順位から両ドライバーとも頑張って挽回してくれて本当に良い走りでした。シーズンの出だしとしてはまずまず満足できる内容と決勝となりました。そして8ポイントを獲得して、次の富士戦に入れることはシーズンの戦い方を考えると非常に良い形と思ってます。テストは重ねてきましたが、いざ本番の決勝でのチームの戦い振りは、しっかりとしたものだと確認できました。この戦い方ができれば、次の富士戦では必ずや表彰台を獲得できると思っております。是非、会場にお越し頂いて熱い声援をよろしくお願いいたします」

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