11月26日〜27日に行われるスーパー耐久の今季第5戦『MOTEGI Super Taikyu OVAL BATTLE』、第6戦『MOTEGI Super Taikyu FINAL』。2戦が2日にかけて行われる変則的なレースだが、そのもてぎ戦に向け、今季ST1クラスをリードするPETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPEの谷口信輝が意気込みを語った。

 今季の谷口と言えば、参戦したレースでことごとくチャンピオンを獲得し驚異的な成績を残している。シビック・インターシリーズでは、最終戦で「首の皮、それもスケスケの皮1枚で」チャンピオンを獲得。同じ日に行われたスーパーGT最終戦でも初音ミク グッドスマイル BMWを駆り悲願のチャンピオンを獲得した。

 それ以外にも今季は、JAF Grand Prix FUJI SPRINT CUPでも優勝。また、マレーシアで行われたメルデカ・ミレニアム12時間耐久でもメルセデスベンツSLS AMG GT3をドライブし逆転優勝。「結婚もして、40年生きてきて最っっ高の1年になったと思います」と笑顔で谷口は振り返る。

 そんな谷口にとって、今季残されたタイトルがスーパー耐久のタイトルだ。1号車PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPEをドミニク・アン、そして今季のGT500王者である柳田真孝と走らせてきた谷口だが、今季は開幕から土つかずの4連勝。チームメイトの28号車PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPEをリードし、ランキング首位で最終ラウンドに臨む。

 しかし、そんな状況でも谷口は「『鉄板でしょ』って思ってるかもしれませんが、実はそんなことは全然なくて、1号車と28号車はガッチガチのライバルとして争っているんですよ」と“楽勝ムード”を否定する。

「確かに1号車の方がドライバー陣としては有利かも知れませんし、今シーズン4戦4勝していますが、前戦の鈴鹿の28号車はとにかく絶対に勝つという勢いでドライバー交代してきました。セッティングを共有していないですし、お互いの戦略もおぼろげにしか知らないしチームオーダーもない」と谷口。

 昨年のもてぎオーバルバトルでは、1号車は28号車と接触。「味方が突っ込んでこないことを祈りたいですね(笑)」という谷口だが、「土曜日にクラッシュなどして、もし日曜に走ることができないなんてことになったらマズいので、確実に次のレースに車を残しながら、でも勝ちたい!」と言う。

「日曜のロードコースでのレースの作戦はまだ決めていません。実際に走ってみて、タイヤのライフやドミニク選手のラップペースなどを見て、作戦を決めたい」と変則的なオーバル→ロードでの戦いに意気込みを語るが、やはり今年、他カテゴリーで勝利を得続けただけに、最後も勝利で飾りたいようだ。

「まったく油断もしていないですし、この40年生きてきて最高の年で、スーパー耐久さえ勝てばパーフェクトイヤー。変な土をつけずに、勝って最高のシーズンだったと言いたいですね」

 谷口の“三冠”はもちろん、土曜のオーバルレース、日曜のロードでのレース、さらに各クラスにチャンピオン決定が絡むなど、見どころが多いスーパー耐久もてぎラウンド。ぜひ現地でその興奮を共有したいところだ。

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