更新日: 2018.02.17 04:28
逆転王座へニコがPPを奪取。ルイスは痛恨のミス
2014年のF1最終戦、第19戦アブダビGPは22日(現地時間)、ヤス・マリーナ・サーキットで公式予選が行われ、メルセデスAMGのニコ・ロズベルグが今シーズン11回目、通算15回目となるポールポジションを獲得した。
逆転チャンピオンを狙うロズベルグが3戦連続でライバルを下し、明日の決戦へ、夢をつないだ。
フリー走行からライバル勢を圧倒してきたメルセデスは、予選Q1からオプションタイヤのスーパーソフトを投入し、可能な限り周回数をセーブ。決勝を意識した戦略をとりながらも、チャンピオンを狙うふたりのドライバーがポールを懸けて激しいバトルを繰り広げた。
予選序盤を優位に進めたのはQ1、Q2と連続トップで通過したハミルトンだ。対するロズベルグは、Q2最初のアタックでオーバーシュートするミスがあり、決勝スタート時に履くタイヤをハミルトンより1周多く使ってしまう。
しかしポールを懸けたQ3では、ハミルトンがコースインの直後にバイブレーションを訴えると、ファーストアタックの最終コーナーでフロントタイヤをロックするミスを犯し、2番手。逆転を狙った次の最終アタックでは、暫定首位のロズベルグが各セクターでハミルトンを上回るタイムを刻み、1分40秒480とベストタイムを更新。逆に、すべてのセクターで遅れたハミルトンは、チームメイトに約コンマ4秒遅れる大敗を喫した。
これでロズベルグは3戦連続のポールを獲得。ダブルポイントが適用される決勝での逆転王座に望みをつないだ。
3番手にはバルテッリ・ボッタスが入り、チームメイトのフェリペ・マッサも4番手と、ウイリアムズ勢が決勝グリッドの2列目を獲得。レッドブル最後のグランプリとなるセバスチャン・ベッテルは6番手、マクラーレンのジェンソン・バトンはQ2敗退を喫したケビン・マグヌッセンを上回る8番手、そしてフェラーリ最後のレースを迎えるフェルナンド・アロンソは10番手という結果となった。
ケータハムとともに3戦ぶりの復帰を果たした小林可夢偉は19番手となっている。
Pos. | No. | Driver | Team | Q3 |
---|---|---|---|---|
1 | 6 | N.ロズベルグ | メルセデス | 1'40''480 |
2 | 44 | L.ハミルトン | メルセデス | 1'40''866 |
3 | 77 | V.ボッタス | ウイリアムズ | 1'41''025 |
6 | 19 | F.マッサ | ウイリアムズ | 1'41''119 |
5 | 3 | D.リカルド | レッドブル | 1'41''267 |
4 | 1 | S.ベッテル | レッドブル | 1'41''893 |
7 | 26 | D.クビアト | トロロッソ | 1'41''908 |
8 | 22 | J.バトン | マクラーレン | 1'41''964 |
9 | 7 | K.ライコネン | フェラーリ | 1'42''236 |
10 | 14 | F.アロンソ | フェラーリ | 1'42''866 |