第2戦 富士 決勝レポート (GT500)
他車の接触の影響でペース良くも完走できず
予選に発生したトラブルは解決できていたので、午前のフリー走行ではバランスの確認を行い、4番手でセッションを終えた。手応えは十分で、決勝では気温が上がる予報だったので、硬いタイヤをチョイスしたARTA NSX CONCEPT-GTは有利な展開でレースを進められると考えていた。
スタートは松浦孝亮。松浦は順位を落とさず、1コーナーを抜けたが、ダンロップコーナーで前車の接触の影響を受けてしまい、フロントセクションにダメージを負ってしまった。接触の影響でボンネットが浮き気味だったが、何とか走行を続ける事が出来たので様子を見ながら走行を続けた。10周目に300クラスのマシンが1コーナーでタイヤがバーストしてしまい、コース上にオイルが出てしまった。松浦はその直後にいたので、オイルに乗ってしまい、1コーナーをオーバーランしてしまったが、順位を落とす事無くコースに復帰した。
その300クラスのマシンのタイヤバーストの影響でセーフティーカーが入った。松浦は無線でタイヤに違和感がある事を訴えてきたので、このタイミングでタイヤ交換の為にピットインを行った。右のフロントタイヤにはトレッド面に傷が入っていた。接触の影響でフェンダーの内部が破損してしまったようなので、タイヤ交換と同時に、破損した部品の修復も同時に行ったが、ここで周回遅れになってしまった。
まだ15周を終えたばかりだったので、松浦は諦めず周回を重ねた。他車の脱落もあり、13番手で走行を続けた。45周目にルーティンのピットインを行うまで安定したペースで走行を続けた。
第2スティントは野尻が走行した。野尻はピットアウト後、すぐに速いペースで走行を続け82周に松浦に最後のバトンを渡した。しかし、今度は左フロントタイヤに違和感を感じ、93周目に予定外のピットイン。フロントのダンパーが破損しており、これ以上走行を続けるのは危険と判断し、残念なリタイヤとなった。
手応えがあったレースだけに残念な結果に終わったが、チームは貴重なデータを収集出来たので、次回のレースに生かしたい。
鈴木亜久里監督のコメント
「手応えがあっただけに残念だったね。最初の接触は避けきれないアクシデントだったけど、予選のポジションが良ければ遭遇していなかったアクシデントだったかも知れない。そんな事を言っても意味が無いけど、やはり予選からトラブルが無いようにしていかなければならないね。まだシーズン序盤なので、挽回出来るように頑張ります」
佐藤真治エンジニアのコメント
「序盤に接触があって、タイヤ交換を余儀なくされたのと、その影響でインナーフェンダーが壊れ、何度もピットインする事になってしまいました。結果は残せませんでしたが、今朝の走行ではマシンバランスが良かったですし、決勝のラップタイムも遅くなかったので、次回のレースでは良いところを出せるように頑張ります」
松浦孝亮選手のコメント
「1周目のダンロップコーナーで前の2台が接触してしまい、避けきれずボクも接触してしまいました。その影響で、タイヤにもダメージを負ってしまい、タイヤ交換と修復で順位を大きく落としてしまいました。しかし長丁場のレースだったので、諦めずプッシュを続けましたが、最終的にサスペンションにトラブルが出てしまいリタイヤになってしまいました。でも、貴重なデータを収集出来たので、今後のレースに生かしたいと思います」
野尻智紀選手のコメント
「決勝の結果に関しては僕達が望んでいたものと違うものになってしまいましたが、個人的には40周という長いスティントで色々な経験を積む事が出来ました。このレースで自分のレベルアップが出来たと思っているので、それを次のレースで生かしたいと思います」
