2010 AUTOBACS SUPER GT Rd.6
@ Suzuka
8月22日 決勝
ARTA HSV-010、危なげない走りで今期初優勝
ARTA Garaiyaは2位でランキングトップに
GT500クラス
今回は井出をスタートドライバーにすることで、最初のスティントで出来る限り距離を稼ぎながらマージンを築き、ラルフにつなぐ作戦で決勝に挑んだ。しかし、9周目のスプーンカーブで他車と接触。井出は1位をキープしてラルフにつないだもののルーティンのピットインで接触部分の壊れた部品を外すのに時間がかかり、順位を10位まで落としてしまった。ラルフはここから追い上げを開始。前車のスピンにも助けられ51周目には2位まで順位を挽回。60周目にピットインし井出につないだ。井出は4位でコースに復帰し72周目にはトップに立った。そのまま順位をキープして94周目には最後のピットインを行いすべてをラルフに託した。2位でコースに復帰したラルフは98周目に再びトップに立つと、危なげない走行でそのままトップでチェッカーを受けた。序盤に接触はあったものの、終始安定したタイムでレースを走りきり嬉しい今季初優勝となった。
鈴木亜久里監督のコメント
「最初の接触はちょっと焦ったね。修復に時間がかかっちゃったけど、マシンのバランスは良さそうに見えたので挽回出来るんじゃないかなと思っていました。他に大きなトラブルも無く優勝できて良かったです。今シーズンは勝てそうで勝てないレースが多かったので、このような大きなレースで勝ててよかったです。今回は小林が良い雰囲気を作ってくれたね。彼は決勝で走る事は無かったけど、大きな仕事をしてくれた。次も勝てるように頑張ります。」
佐藤エンジニアのコメント
「序盤に接触がありマシン修復の為にピットインの時間がかかってしまいましたが、今回のレースは距離が長かったので、それを挽回する事が出来ました。マシンも良かったですし、勝てないレースが続いていたのでホッとしました。」
ラルフ・ファーマン選手のコメント
「ユウジが序盤に接触してしまいドライバーチェンジの時に壊れた部品を外しましたが、マシンのバランスは変わっていなかったのでプッシュ出来ました。マシンの状態は非常に良かったので、トラブルさえなければ優勝出来る手応えがありました。ユウジも最後まで良く頑張ってくれた。この良い雰囲気を次の富士にも持っ て行きたいですね。」
井出有治選手のコメント
「序盤の接触は300のマシンが目の前でスピンしていて、先のポストを見たらグリーンが出ていたので、手前でイエローが出ていると思い、前車を抜かないように慌てて減速しました。そしたら止まりきれなかった後続車に追突されてしまいました。しかし、マシンのバランスは崩れていなかったので、なんとか走行を続ける事が出来ました。タイヤもマシンも終始安定したコンディションで走れたので、この接触以外は良かったです。今まで勝てそうで勝てないレースが続いていたので、一安心です。次回の富士も頑張ります。」
小林崇志選手のコメント
「決勝では走れませんでしたが、お二人の走りを見せてもらえて非常に勉強にな りました。この二日間では予選も走らせてもらえて、しかもチームが優勝出来てこの場に立ち会えた事を嬉しく思います。今回このような経験をさせて下さった 関係者の皆さまに感謝致します。ありがとうございました。今後の経験に活かせるように頑張ります。」
GT300クラス
決勝のスタートドライバーは高木。マシンのウェイトが重いせいか、序盤は順位をキープするのが難しく、4周目には5位まで順位を落とてしまった。しかし、高木はタイヤをうまく労りながらレースを展開していった。15周目には3位まで順位を挽回したが、シケインで他車と接触。8位まで順位を落としてしまう。30周目のドライバー交代までに順位を4位まで挽回し新田につないだ。新田は9位でコースに復帰。6位まで順位を上げたが、ここでチームは作戦を変更。タイヤを柔らかめのものに変えて第3スティントに備えた。57周目にピットインして高木に交代。高木は9位でコースに復帰し、68周目には3位まで順位を挽回。作戦は見事に的中。81周目に最後のドライバー交代を行ったが、ここで新田のクールスーツのホースをドアに挟んだままマシンを出してしまう。新田はクールスーツが効かないまま最後まで走行したが、終盤には2位までポジションをあげ見事表彰台を獲得した。ARTA Garaiyaはこの結果ランキングトップに躍り出た。
金曽監督のコメント
「今回の結果は上出来でした。レース前にポイントリーダーになりたいね、と皆で話をしていて、それには上位でフィニッシュする事が重要でした。タイヤは悪くなかったですが、やはりこの暑さと車重で厳しい部分がありました。しかしながら、ドライバーがうまくコントロールしてくれて2位でレースを終える事が出来て良かったです。」
新田守男選手のコメント
「今回は真一がタイヤの状態をうまく伝えてくれたので、順位を上げる 事が出来ました。最後のスティントではクールスーツのホースをドアに挟んでしまい、効かない状態で走っていたので体力的にもキツかったですが、最後まで集中力を切らさずに走る事が出来ました。次回も頑張ります。」
高木真一選手のコメント
「ボクが序盤に接触して順位を落としてしまって急遽3スティント目で作戦の変更をしました。柔らかめのタイヤをチョイスし、それが功を奏しアウトラップで前車を抜けて 波に乗れました。終盤はタイヤがキツかったのですが、なんとか新田さんに良い順位でつなぐ事が出来ました。後は新田さんの努力が全てでした。特に最後の交代の時にクールスーツのホースをドアに挟んでしまい、最後のスティントで新田さんはクールスーツが効かないまま走っていました。そんな状態でもうまくタイヤを労りながら追い上げて2位でフィニッシュする事が出来ました。表彰台に上がれてホッとしています。」
峰尾恭輔選手のコメント
「決勝は走る機会がありませんでしたが、このような素晴らしいチームで経験させてもらった事を関係者の皆さまに感謝します。ありがとうございました。戦術やタ イヤの使い方などをそばで見せてもらい非常に勉強になりました。自分の今後のレースに活かしていきたいと思います。」
