スーパーGT開幕戦は82周の決勝レースが行われ、HIS ADVAN KONDO GT-Rが開幕戦で独走勝利を飾った。2位はROCKSTAR童夢NSX、3位はARTA NSXだった。GT300クラスはウェッズスポーツIS350が優勝を飾っている。

 朝から厚い雲に覆われたこの日の岡山国際サーキット。決勝レーススタート進行直前から大粒の雨が降り出し、サーキットは完全にウエットコンディションとなった。そんな中、2周のセーフティカーランの後、2009年の開幕戦の火ぶたが切って落とされた。

 ポールポジションのZENT CERUMO SC430は、スタートを完璧に決め1周目のリードを築きにかかるが、3番手スタートのHIS ADVAN KONDO GT-Rが2番手スタートのKRAFT SC430をかわし2番手へ。その後方では、昨年チャンピオンMOTUL AUTECH GT-RがPETRONAS TOM'S SC430のインを突こうとして接触、ニッサン、トヨタの両エース級マシンがいきなりコースアウトするという波乱に包まれた。

 オープニングラップ、HIS ADVAN KONDO GT-Rは一気にZENT CERUMO SC430をかわしトップへ浮上。リードを築き始める。一方でZENT CERUMO SC430はズルズルとペースを落とし、同様にSC430勢は続々とNSX勢にかわされてしまう。

 レースはその後、雨が止み始め路面が乾いてくるが、その頃には順位がほぼ確定してしまう。結局、HIS ADVAN KONDO GT-Rは圧倒的なウエット性能を発揮しゴールまで独走優勝。セパン戦ではこれまで2勝を飾っているKONDO RACINGだが、国内での優勝は初。開幕優勝の喜びと合わせて、近藤真彦監督を中心に歓喜の輪が広がった。

 2位は序盤から果敢な追い上げをみせたROCKSTAR童夢NSXが、3位にはARTA NSXが入った。国内初登場のASTON MARTIN赤坂DBR9は8周遅れでフィニッシュを果たしている。

 GT300クラスは序盤から激しい争いが展開され、ポールから逃げたJIMGAINER ADVAN F430をARTA Garaiyaが抜くものの、ARTA Garaiyaはスピン。遅れをとってしまう。続いてJIMGAINER ADVAN F430を攻略しトップに立ったのはウェッズスポーツIS350。途中、片岡龍也がコースオフする場面があったものの、ピット戦略も成功し快走。好ペースでトップを走っていたM7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7もかわし見事優勝を飾った。

 2位はスピンから圧倒的なペースで挽回したARTA Garaiyaが、3位にはM7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7が入っている。

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