10月16日から、宮城県のスポーツランドSUGOで2014年から導入される新規定のスーパーGT500クラス車両がテストを行っている。今回はレクサス、ホンダ、ニッサンの3メーカーが揃う初のテストとなった。
今回のSUGOテストでは、ホンダNSXコンセプト-GT、ニッサンGT-RニスモGT500、レクサスLF-CCをベースとしたテスト車両の3車種が同時に参加。お披露目となった鈴鹿ではレクサスが走行できなかったため、初の3車同時の走行となった。
テストはホンダが先入りし16日にスタート。ただ、16日は台風の影響で午後の1時間半のみ、NSXが初めてミシュランタイヤを装着し走行した。翌17日には、ニッサン、レクサスが加わり3メーカーでのテストがスタートした。
17日は、ホンダNSXコンセプト-GTはダンロップタイヤを装着し走行。今季Epson HSV-010をドライブする道上龍と中嶋大祐が参加。ニッサンはミシュランを装着し柳田真孝とロニー・クインタレッリが、レクサスはブリヂストンを装着し立川祐路、石浦宏明という2人が参加している。
9時30分からスタートした午前のセッションは、開始早々小雨がパラつきウエットに。NSXは計測2周でエキゾーストのトラブルが発生してしまい、急遽レクサス陣営にパーツを借りてトラブルシュートする場面も。一方、GT-Rもクラッチトラブルが発生したが、こちらはすぐに修復完了。GT-Rは午前の最後は仕様変更のため走行しなかった。
午後のセッションでも開始直後に雨が舞うが、今度は路面を濡らすほどではなくドライで走行が可能に。そんな中、GT-Rはトラブルが発生し1時間ほど走行できず。NSXもクラッチの調子が悪いようで、発進時にエンストするシーンが見られた。
この日の最後には、GTアソシエイションの撮影のために3台が横並びで走行するシーンも。その後、午後のセッション最初で走れなかったためGT-Rのみセッションを30分延長した。
今回のSUGOテストでは、メディア向けにもタイムが表示されることに。1日目のトップタイムとなったのは午後のGT-Rのタイムで、3車とも1分15秒台と、現行車両に近いタイムをマークしている。