来季のスーパー耐久シリーズの暫定カレンダーが発表され、全7戦で争われる予定が明らかにされた。中止となった十勝24時間を除けば、開催サーキットも日程もほぼ今季と同じ。今季は8月上旬の開催だった富士での第4戦が6月下旬に移るのが唯一の変更点だ。引き続きツインリンクもてぎのロードコースで幕を開け、オーバルコースで幕が閉じられる。
なお、来季は8月8日の開催が予定されているマレーシア・セパンサーキットのメルデカ・ミレミアム12時間耐久(MME)がシリーズの一戦に加えられるという情報も一時流れたがこれは誤報で、正しくはスーパー耐久規定そのままの車両でも走れるクラスが設けられ、MMEとの交流の活発化を狙ったということ。すでにPETRONAS SYNTIUM TEAMがそのパターンで出場して今季は総合優勝、2位を獲得しており、他にもスプーンや5ZIGEN、J'S RACINGなどが出場。今後MMEへの出場を目指すチームも増えそうである。
また、来季の新たな動きとしては、正式に発表されていないものの1500cc以下の車両を対象としたST-5クラスが新設されそうだ。車両価格がリーズナブルで、かつMT車両が何台も存在するというのがその背景で、デミオやスイフト、フィット、ヴィッツなどの参戦が期待されている。さらにニスモがGT-RをST-1クラスに導入を検討中との噂も! このあたりは詳細が明らかになり次第、報告することとしよう。