四輪、二輪のモータースポーツの写真を撮影するカメラマンで組織される写真家協会、JRPA(日本レース写真家協会)は、「その年一番のフォトジェニック」を選ぶJRPAアワードの2011年受賞者として、大賞に二輪の水谷勝を、特別賞としてアンドレ・ロッテラーを選出したと発表した。
このJRPAアワードは、記録や戦績だけではなく、むしろその競技においていかにフォトジェニックで、フォトグラファーの写心をくすぐる存在であるかという判断基準で選ばれるもの。競技スタイルや立ち振る舞いがカメラマンにとって魅力的であり、常に話題や撮影機会を提供し得る存在であり、いかに“アツく”してくれるかと言う視点で選ばれる。
2011年の大賞を受賞したのは、1982年、全日本ロードレース500ccクラスで、7戦全勝でチャンピオン獲得。80年代には平忠彦との壮絶なバトルを展開し、2011年に61歳にして現役引退を表明するまで、数多くのドラマを提供したライダー水谷勝が選出。
一方、特別賞には長年日本を舞台に活動し、「アグレッシブなドライビングスタイルは今までにも多くの素晴らしいシーンを撮影させてくれた」ドライバーとして、2011年のフォーミュラ・ニッポン王者であるアンドレ・ロッテラーを選出。ロッテラーは11年にル・マン24時間で優勝を飾り、感動的なシーンを提供したことも選出理由となった。
JRPAアワードは2005年から毎年選出されており、昨年は大賞として小林可夢偉が、特別賞として伊藤真一が選出されている。
