GTアソシエイションは22日、2012年のスポーティングレギュレーションに基づき、スーパーGTクラスII(GT300)の参加条件について発表した。今季のGT300クラスの性能調整が一覧となって掲載されている。
この参加条件は、スーパーGTスポーティングレギュレーション第12条1.参加車両及び第51条性能調整に基づき、競技車両の参加資格、および参加条件となるもの。参加者はこの参加条件に同意ししなければならない。
今季のGT300クラスはFIA-GT3車両に性能を合わせる方向となっており、FIAが定めるBOP(性能調整)により、エンジンのエアリストリクターや車両重量、車高などが定められる。もしFIA-GT3車両の性能をスーパーGTにおいて調整する場合、FIA-GT3車両すべてに一律で調整がかけられる形だ。
今回の参加条件と同時に、GTAからはFIA-GT3車両の燃料タンク容量に関する規定、さらにJAF-GT車両について、トラクションコントロールシステムやパドルシフトの使用許可、フロントチンスポイラーやカナードの追加など、JAF-GT300車両のポテンシャルを上げるための車両規則改正に関するブルテンも発表されている。
これまでとは大きく状況が変化することになる今季のスーパーGT300クラス。開幕戦の予選から大きな注目を集めることになりそうだ。