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投稿日: 2012.08.28 00:00
更新日: 2018.02.16 10:57

2012年ARTAチャレンジ王者は福住仁嶺に決定


2012.8.28
ARTA Challenge 2012series 第9戦・第10戦 REPORT
2012.8.26つま恋カートコース(静岡県)

ARTA Challenge 2012series Round.9

 8月26日(日)、2012シリーズの最終ラウンドが静岡県のつま恋カートコースで行われた。今回は最終戦ということもあり、コースを逆周りで周回するという試みで行われた。

 午前中に行われた第9戦。晴天に恵まれドライコンディションで20周の決勝がスタート。ポールポジションの阪口晴南が先頭で1コーナーに飛び込んだ。2番手には大湯都史樹、福住仁嶺がポジションを1つ上げて3番手、以下、小川貴大、宮澤一輝、高橋悠之と続く。1周目の5コーナーで福住が大湯をかわして2番手にポジションを上げる。しかし2周目の5コーナーで大湯が福住をパスして再び2位を奪い返す。

 2番手が争う中、トップの阪口は徐々に差を広げていく。5周目の5コーナーで高橋が小川のインに飛び込むが路面の砂に乗ってしまい止りきれずオーバーランしポジジョンを下げてしまう。13周目、2番手争いの大湯と福住がトップ阪口に追いつき、5コーナーで大湯が阪口に仕掛けトップへ浮上。福住も隙をついて2番手に上がる。続く14周目の5コーナー、福住が大湯のインに飛び込んでトップへ上がる。15周目のブロックラインを走る福住の立ち上がりでインを取った大湯が最終コーナーで福住をかわしてトップを奪い返す。しかし19周目の5コーナー、福住が大湯をパスしてトップに立つ。そしてレースは福住が逃げ切って優勝。

 2位大湯、阪口は最終ラップの最終コーナーで大湯に仕掛けたが順位は変わらずの3位。以下、宮澤、高橋、小川という結果となった。最終戦を残してチャンピオンの可能性があるのは福住、大湯、阪口、高橋の4人に絞られた。

優勝:福住仁嶺
「前日の練習も調子が上がらず、タイムトライアルも4番だったので厳しいと思っていたのですが、そのような中で勝てたのでとても嬉しいです」
2位:大湯都史樹
「一瞬の判断をしなければいけない時に、もっと落ち着いて出来れば結果も違ったと思います。」
3位:阪口晴南
「タイムトライアルの順位のままゴールできたらと思っていたのですが、練習中から後半の調子が良くなかったので、やはり追いつかれてしまいました」

ARTA Challenge 2012series Round.10

 午後から行われた最終戦。ポールポジションは福住、以下、大湯、阪口、高橋とチャンピオンへの権利を持ったドライバーが上位を占めた。そして30周の第10戦がスタート。ホールショットを奪ったのは大湯、2番手福住、3番手には高橋が上がり、阪口が4番手、以下、宮澤、小林、小川と続く。3周目の5コーナーで阪口が高橋をかわして3番手に上がる。

 序盤、トップ争いの大湯と福住の2台が3番手以下を引き離したかたちで展開。9周目の5コーナー、福住が大湯をパスしてトップへ浮上する。その後、レースはこう着状態とり、体力と精神戦の様相となった。レースは福住が2番手大湯との差を保ったまま走り切りトップチェッカーを受けた。これで福住が2012シリーズのチャンピオンとなり、来年のフォーミュラ活動へのスカラシップを獲得した。2位は大湯、3位阪口、以下、宮澤、斎藤、京竹、小川、小林、佐竹という結果となった。

 また、Rok Cup International Final への招待は福住と大湯に送られ、レースは10月にイタリアで行われる。

優勝:福住仁嶺
「体力的に厳しい中でミスを最小限に抑えて走ることができたのが勝ちにつながったと思います。イギリスでのレースを終えてから全てのレースを勝てたので少し成長したかなと思っています」2位:大湯都史樹
「今年を象徴するようなレースでした。作戦や集中力、細かなミスなどもあり、多くの課題を残す1年でした」
3位: 阪口晴南
「一発のタイムは出るのですが、レースになると自力不足で置いていかれたという印象です」

2012KIDS KART FESTIVAL in つま恋 REPORT
2012.8.26つま恋カートコース(静岡県)

KIDS KART FESTIVAL in つま恋

 併催で行われたKIDS KART FESTIVAL in つま恋では、25組のご家族に参加頂き、キッズカート無料体験会の会場をコースサイドに併設し行いました。キッズアカデミーではARTA サポートドライバーの先導によるコース走行を行うなど、参加頂いた皆様に大変ご好評の中、イベントを終えることが出来ました。


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