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スーパーGTニュース

投稿日: 2015.05.07 00:00
更新日: 2018.02.17 07:50

apr、SGT第2戦富士は4位でランキングトップを死守


2015 AUTOBACS SUPER GT ROUND2
開催地:富士スピードウェイ(静岡県)/4.563km

5月2日(予選)天候:晴れ
コースコンディション:ドライ 観客数:33,500人

5月3日(決勝)天候:晴れ 
コースコンディション:ドライ 観客数:58,000人

中山雄一がレコードタイムを更新し、佐々木孝太が記録更新!13回目のPP奪う!

「TOYOTA PRIUS apr GT」が圧倒的な強さで優勝を遂げた開幕戦から約1か月。SUPER GTの第2戦が、ゴールデンウィーク真っ最中の富士スピードウェイで開催された。本来ならば嵯峨宏紀選手はWEC(世界耐久選手権)のベルギーラウンドに出場するため、代わって佐々木孝太選手が中山雄一選手とコンビを組むはずだった。

 ところが、ヨーロッパ側のチーム事情によって、嵯峨選手は今回のWEC出場が叶わなくなってしまう。幸い、第2戦は500kmレースで2回のピットストップが義務づけられ、ドライバー3人での出場が可能とあって、急遽であったが嵯峨選手は第3ドライバーとして加わることとなった。最多ポールポジション獲得記録で佐々木選手の速さは誰もが認めるところであり、若さ溢れる中山選手の実力は前回の勝利で実証済。これにプリウスGTのすべてを知り尽くした嵯峨選手が加わった、強力トリオならば40kgのウエイトハンデさえ、きっと跳ね除けてくれるはずだ。

公式練習 5月2日(土)8:50~10:25
 開幕戦の勝利によって、シーズンオフに行われた改善、改良が正しい方向で進められたことを実証した「TOYOTA PRIUS apr GT」。第2戦の富士と過去3年間、相性のいいサーキットであったことから、ウエイトハンデを背負ってなお、連勝も夢ではないと思われていた。土曜日の早朝に行われた公式練習では、実戦初参加となる佐々木選手から走り始めた。いつものように、開始から間もなくはピットイン~アウトを繰り返した後、1分39秒945を記録。

 そこから本格的に周回が重ねられていくはずだった。ところが、ソフトウェアのトラブルによってピットを離れることができず、いたずらに時間が経過していく。メカニックたちが懸命に原因を探るが、判明せず公式練習は終了。その後に行われたサーキットサファリにも、走行は許されなかった。

公式予選 Q1 5月2日(土)14:15~14:30
 公式練習の終了からインターバルは4時間足らずであったが、その間にトラブルは解消。どうやら走行には支障がなさそうだ。あらかじめQ1を中山選手が担当するのは決まっていたが、問題はぶっつけ本番となること。そこでQ2進出をより確実なものとするため、ブリヂストンが持ち込んだ2種類のタイヤのうち、ソフトを選択することとした。

 その選択が見事に的中し、44秒台、40秒台、38秒台と1周ごと着実にタイムを刻んで行き、勝負どころとなるラップでは、最終コーナーの立ち上がりからスリップストリームも使えたこともあり、中山選手は1分36秒516を記録してQ1トップに。なんと想定外のコースレコードまで樹立した。

公式予選 Q2 5月2日(土)15:06~15:18
 Q2を担当するのは佐々木選手。中山選手からマシンはほぼ完璧な状態であることを伝えられていたこともあり、タイヤは決勝のスタートにも用いられる可能性を考慮し、中山選手が使用したものより若干ハードなタイヤをチョイス。それでも佐々木選手は「TOYOTA PRIUS apr GT」の持ち味を最大限に引き出した。

 中山選手同様、周を重ねるごとにタイムを縮め、45秒台、41秒台、38秒台と来て、ついに1分37秒251でその時点でのトップに。もちろん、これで満足できない佐々木選手は、さらにコースを攻めていって、次の周には1分36秒952をマークする。Q1で中山選手の記したレコードタイムにこそ及ばなかったものの、自身通算13回目のポールポジションを獲得することとなった。


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