第7戦 タイ 決勝レポート (GT300)
ペース良くも、長いストレートが課題に

 午前中は決勝用セットの確認走行を行った。金曜からマシンバランスは良いものの、タイヤへの負荷が大きかったので、それを減らす方向へセットを変更した。バランスを崩すこと無く、マシンの調整は進み、高木真一はスタートを待った。

 高木はスタートでポジションを何とかキープするものの、ストレートスピードの速いGT3車両勢に徐々に抜かれてしまう。このサーキットは約3本のストレートで構成されているので、ストレートが速いGT3勢が有利なコースだ。高木のラップタイムはトップグループと遜色ないものだったが、レースではストレートで抜かれてしまい、歯が立たなかった。

 他車のルーティンのピットインもあり、32周目には5番手までポジションを上げた。その次の周にはルーティンのピットインを行い、小林崇志に交代。素早いピット作業で小林はコースイン。14番手でコースに復帰し、速いラップタイムで周回を重ねる。小林は最後まで諦める事無く攻め続けたが、13位でレースを終えた。コースの性格上、非常に苦戦したが、最終戦は何とか挽回したい。

鈴木亜久里監督のコメント
「マシンバランスは悪く無いから、1周のタイムは凄く良いんだけど、混戦になるとどうしてもストレートで抜かれちゃうね。ストレートが長いコースでどう戦うが今の課題だけど、何とか最終戦では克服したいね」

一瀬俊浩エンジニアのコメント
「昨日は路面とタイヤのマッチングが良く無かったので、午前はその調整を進めていました。サーキットサファリでのドライバーからのフィーリングを聞くと、とてもバランスが良いというので、それをベースに決勝でのアジャストをしました。決勝は単独のペースはいいと思うのですが、ストレートがあるので混戦になるとペースを上げるのが難しかったです。最終戦は何とか良い結果で締めくくりたいです」

高木真一選手のコメント
「初めてのサーキットで、全てが初めてだったのですが、これ以上無いくらいバランス良く仕上がっていました。予選も4-5番手を獲れたという事はマシンのポテンシャルは非常に高いと思っています。しかし、ストレートが連続するサーキットではなかなか混戦から抜け出す事が出来ないのは改めて勉強になりました。ガソリンが軽くなってからのペースは非常に良いのですが、それ以前に重い状態でのパフォーマンスが低いので、それが今の課題だと思っています。最終戦はそれを克服出来るように頑張ります」

小林崇志選手のコメント
「高木さんが乗っている時にガス欠症状も出てしまったみたいですし、ストレートでも苦戦していたので、なかなか前車をオーバーテイクするのは難しかったです。その他にも細かいトラブルは出ていましたが、最終戦までに克服して良い結果を出したいと思います」

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