第5戦 富士 決勝レポート (GT300)
スリックで賭けに出るが雨で裏目に

 午前のフリー走行では、台風の影響で雨足が強くなると予報が出ていた決勝に向けて、ヘビーレインのセットアップを進めた。

 決勝のスタートは高木真一が担当。5周目にポジションをひとつ上げ、3番手で周回を重ねていたが、9周目にセーフティーカーが入り、3番手のままセーフティーカーランとなった。雨足は弱まらず、16周目に赤旗が出て、約30分間レースは中断された。

 レース再開後は慎重に周回を重ねていた高木だったが、24周目の1コーナーとBコーナーで次々と抜かれてしまう。雨量が少なくなり、路面とのマッチングが悪くなりペースが落ちてしまったためだ。しかし、その後は安定したペースで周回を重ね、37周目にルーティンのピットインを行った。

 後半の小林崇志がコースに復帰した時は14番手と大きく順位を落としてしまった。ピットインではミスも無く小林を送り出したのだが、他車の殆どはタイヤ無交換作戦と取っていたので、タイヤ交換の分だけタイムロスをしてしまった。その後はペースが上がらず路面も乾いてきたので、ドライタイヤに替える賭けに出たが、交換後に雨が降ってしまい、順位を上げることは出来なかった。雨に翻弄されたレースだったが、多くのデータを蓄積出来たので、次回のレースにそれを生かしたい。

鈴木亜久里監督のコメント
「GT300も決して悪くなかったんだけど、タイヤに合わせきれなかったね。ここのところ、タイヤに合わせることが出来ていないので、これが今の大きな課題。雨のデータが少ないというのもあるんだけど、コンディション変化に対応出来るように対策をしないとね」

一瀬俊浩エンジニアのコメント
「午後は強い雨が降る予報だったので、午前はそれに合わせたセットを進めました。車に関しては雨量の変化があまりにも大きすぎてバランスを確認することは出来ませんでしたが、データとドライバーのコメントでアジャストしてセッティングを進めました。午後の戦略としては途中から雨が強くなるという予報だったので、なるべく引っ張る戦略でしたが、予報とおりにはならなかったので作戦を変更しました。硬めのタイヤでタイムを稼ごうと思いましたが、その時点でだいぶ路面が乾いていて、他車のタイヤ戦略で無交換というのもあり、追いつくことが出来ませんでした。最後は賭けに出て、ドライタイヤに変えましたが、最後の最後でまた雨が降ってしまい戦略が裏目に出てしまいました」

高木真一選手のコメント
「車のバランスは非常に良くて、前半のコンディションが続いていれば順位をキープ出来たのですが、徐々に路面の雨が少なくなって他車とのペースに開きが出てきてしまいました。他車はタイヤ無交換作戦だったので、さらに差が開いてしまいました。雨がシトシト降り続いてくれていれば、もう少し良い結果を得られたと思いますが、コンディションが味方についてくれなかったですね」

小林崇志選手のコメント
「途中赤旗がありましが、解除になってからは殆ど雨が降りませんでした。その後も雨は降らない予報だったので最初のスティントを延ばす予定だったのですが、ちょっと早めにピットインしました。僕らが使っていたタイヤが柔らかめだったので、後半は硬いタイヤを使わざるを得ず、それが原因で順位を落としてしまいました。そこからプッシュしましたが、徐々に路面が乾いていってペースも上がったのですが、タイヤが徐々に発熱してきてしまい、ポイント圏外だったので、賭けにでてスリックに変えたのですが、その後に雨が降ってきてしまい、ポジションを上げられませんでした。車のバランスは良いので、次回の鈴鹿は良い結果を残せるように頑張ります」

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