AUTOBACS RACING TEAM AGURI
Race Report
GT300 Class

2012 AUTOBACS SUPER GT Rd.1
OKAYAMA GT 300km Race, Qualifying

天気に振り回され13番手スタート

 FIA車両の手強さに悩まされた昨年だった。今年もARTA Garaiyaにとって厳しい条件は変わらないが、高木真一、松浦孝亮、そしてブリヂストンタイヤという昨年と同じパッケージで今シーズンに挑む。抜群のグリップを誇るブリヂストンタイヤとの組み合わせで、コーナーリングの速さはトップクラス。ストレートが速いFIA車両との真っ向勝負は非常に厳しいものがあるが、コーナーリングの速さと戦略で勝機を探っていく。

 午前中の走行はウェットコンディション。午後の予選は晴れの予報だが、路面が乾かない事も想定してタイヤの選定を行い、7位でフリー走行を終えた。

 予選は松浦孝亮がQ1を担当。Q1開始直後はドライコンディションだったが、中盤に雨が降り出してきた。松浦はスリックタイヤで走行していたが、残り時間も少なかったので、そのままタイムアタックを続行し、9位でQ1を通過した。Q2が始まる前は晴れ間が見えていて路面も乾いていたが、直前に雨が降りレインタイヤでのアタック開始となった。しかしすぐに雨は止み徐々に路面は乾いていった。スリックタイヤに履き替えるマシンが多い中、高木はレインタイヤのまま走行を続けたが、終了間際にスリックタイヤに履き替えた。各セクターでタイムを縮めていく高木であったが最終コーナーでスピンを喫してしまい、13位でQ2を終えQ3進出はならなかった。明日は13番手からポイント獲得を目指す事になった。

鈴木亜久里監督のコメント
「天候に振り回されて、タイヤの選択が凄く難しかった。Q2でタイヤを変える判断が遅かったね。でもマシンのバランスは良さそうなので、明日の決勝は徐々に順位を上げポイントを狙いたいね。」

佐藤真治エンジニアのコメント
「マシンのバランスは悪くなかったのですが、Q2は結果的に見ればスリックタイヤでいくべきでした。チームの判断が遅れてしまって、スリックに換えるタイミングがセッションの終盤になってしまいました。タイヤを暖める時間が無く、Q3進出はなりませんでした。明日の決勝はドライコンディションになると思いますが、バランスは非常に良いので、ポジションをあげていきたいです。」

高木真一のコメント
「天候の移り変わりが激しくてタイヤ選択が難しかったです。Q2はもっと早くスリックタイヤに換えれば良かったのですが、判断が遅すぎてしまいました。明日はポイント圏内までポジションをあげていきたいです。」

松浦孝亮のコメント
「今日一日天気に振り回されてしまいましたが、Q2はタイヤ交換の判断が遅れてしまいましたね。明日はポイントを獲得出来るポジションまで順位をあげていきたいです。」

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