2010 AUTOBACS SUPER GT Rd.6
@ Suzuka
8月221日 予選

ARTA HSV-010、新人小林 デビュー ポール
ARTA Garaiyaも3位 共に優勝を狙う

GT500クラス

 第6戦鈴鹿は700kmと非常に距離が長いレースだ。今年の夏は猛暑日が多く、ドライバーの熱中症の危険性が高いので、ARTAは万一の措置として第三ドライバーの登録を行った。第三ドライバーはHFDP(Honda Formula Dream Project)から全日本F3選手権 Nクラスに参戦中の小林崇志選手だ。小林は今シーズン5勝を挙げ、現在ランキングトップ。8月3-4日には一足先にHSV-010のテスト走行を富士スピードウェイで行った。小林はユーズドタイヤでいきなりレギュラードライバーとほぼ同じタイムで走行し、またもやHFDPドライバーがそのポテンシャルの高さを証明した。午前の走行ではセッション終了直前に小林がドライブ。1分58秒台のタイムを出し、ここでも小林の速さが光った。

 小林は予選1回目に出走し、基準タイムを楽にクリアし予選通過。SUPER GTで十分戦える力を証明した。今回の本予選はノックダウン方式。S1はラルフ・ファーマン選手のアタック。1番時計で1位通過。続いてS2は井出がアタック。早々にトップタイムをマークし、こちらも1位で通過してS3進出。S3はラルフのアタックの予定だったが、アタックドライバーの申告に誤りがありなんとルーキーの小林がアタックをする事になってしまった。小林は鈴木監督に「落ち着いて行け」と言われS3に挑んだ。小林は並み居るベテランを抑え見事ポールポジションを獲得した。

鈴木亜久里監督のコメント
「S3はラルフで行くつもりだったんですが、アタックドライバーの申請に誤りがあり小林で行く事になってしまった。マシンを壊さずに帰ってくればいいと思っていたら、トップタイムを出して戻ってきたので驚きました。嬉しい誤算だったね。」

佐藤エンジニアのコメント
「午前の走行はオーバーステアでしたが、フリー走行が終わるまでには良い感触でマシンを仕上げる事が出来ました。予選までにちょっとしたセットの変更をしましたが、ドライバーはこのセットに満足してくれているので、明日は淡々と走りきって優勝したいと思います。」

ラルフ・ファーマン選手のコメント
「午前中はマシンがナーバスだったが、すぐに良くなり予選はポールポジションを獲れて良かったです。明日はトラブルに巻き込まれないようにレースを進めていきたい。」

井出有治選手のコメント
「マシンの状態は非常に良かったので、この状態を持続させ明日はミス無く走り切りたいと思います。」

小林崇志選手のコメント
「今日はノックダウンの予選を走る予定はありませんでしたが、直前になってS3のアタックを指示されました。特に準備もしていませんでしたし、時間が無い中で 色々考えても無駄だと思い、何も考えずに走りました。トップタイムを出せたのはそれが良かったのかも知れません。チャンスを下さった皆さまに感謝したいと思います。」

GT300クラス
 今回作戦の幅を広げる為にARTA Garaiyaは第三ドライバーの登録を行った。ドライバーは一昨年のこの鈴鹿でARTA Garaiyaのドライブ経験がある峰尾恭輔選手。峰尾は現在スーパー耐久ST-2クラスで活躍しており、1勝を挙げランキング2位と好調だ。

 土曜の午前中はタイヤのセレクト、日曜の天気予報を元に決勝のセットアップを進めた。順調にプログラムを消化し予選1回目に挑んだ。第三ドライバーの峰尾は予選基準タイムを難なくクリアし、ARTA Garaiyaは無事予選通過。峰尾はブランクを感じさせない走りで役目を果たした。
そしてノックダウンの予選。S1は高木がアタック。高木はタイヤを温めてアタック開始。2分8秒台のタイムで1位通過。S2は新田が担当し、5位で難なくS3進出。そしてS3は高木がアタック。3位でS3を終え、明日の決勝はセカンドローからのスタートとなった。

金曽監督のコメント
「今回のテーマは安定俊足で、ドライバーがそれほど頑張らなくてもそこそこ安定して速いタイムが出るようにセットアップを進め、決勝で作戦の幅が広がるように硬めのタイヤを選択しました。なので予選は5番手くらいだと思っていたのですが、3位というポジションは上出来ですね。明日は表彰台を目指して頑張ります。」

新田守男選手のコメント
「700kmに向けて路面温度、気温、天気などを考察しながら準備を 進めてきましたが、やはりマシンの重さがシンドイですね。特にガソリンを満タンにしている時の状況は深刻です。今日は決勝を見据えた予選の戦い方、セット を進め、S3に残る事が最大の目標でした。なんとかそれが達成出来てホッとしています。決勝はトップグループに離されず、作戦面で表彰台に登りたいですね。」

高木真一選手のコメント
「S1はニュータイヤで行かせてもらいましたが、S2は新田さんがそのユーズドで頑張ってくれました。おかげでS3進出を果たす事が出来ました。このタイヤの使い方のローテーションは非常に悩みましたが、うまくいって良かったです。タイヤの長距離のテストは出来ていませんが、順位を落とさずに決勝を戦いたいと思います。」

峰尾恭輔選手のコメント
「今回は先輩たちのレースに対する姿勢が非常に勉強になりました。予選までのコンセントレーションやセットアップで妥協しない姿勢は今後の自分に活かせると思います。明日はリザーブドライバーではありますが、出番があれば順位を落とさないように自分の役割を果たしたいと思います。」

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