第5戦 富士 決勝レポート (GT500)
ピットでのタイムロス挽回できず10位
台風11号の影響も心配されたフリー走行だったが、雨は降っていたものの予定通り行われた。チームは決勝での豪雨を想定して、それを見据えたセットの確認を行った。フリー走行終盤から雨が強くなり、その後に予定されていたサーキットサファリは中止されることになった。
SUPER GTはレース距離が300kmの場合、通常14時にスタートが切られるが、今回は暑さを考慮し15時のスタートとなった。スタートは松浦孝亮。スタート前に雨が降り始めたので、セーフティーカースタートとなった。松浦はポジションをキープしながら周回を重ねたが、8周目の激しい順位争いで他車と接触したはずみで、7番手まで順位を落としてしまったが、ペースは安定していたので、順位を挽回出来る手応えはあった。しかし、ここで雨がさらに強くなり、セーフティーカーが導入された。セーフティーカー先導のまま6周ほど周回したところでさらに雨足が強くなり赤旗中断となる。約30分間中断した後の19周目に再スタートが切られた。
松浦は21周目にひとつポジションを上げ6番手を走行。松浦のスティントをなるべく長くする作戦だったが、雨量が減ってきてタイヤが合わなくなってきたので、早めにルーティンのピットインを行うことになった。
35周目に松浦はピットインして、ヴィタントニオ・リウッツイに交代した。しかし、リウッツイがピットアウトする時にエンジンがかからず、ここで20秒以上ロスしてしまう。ここで大きく順位を落としてしまい、コースに復帰した時には15番手だった。
その後、リウッツイのペースは非常に良く、ポイント圏内の10番手まで挽回したものの、終盤に雨足が再び強くなり、59周目に再度セーフティーカーが入った。そのままチェッカーとなり、10位で貴重なポイントを獲得した。
鈴木亜久里監督のコメント
「歯車の合わないレースだったね。ペースは悪く無かったんだけど、ルーティンのピットインでエンジンがかからなくて20秒ちょっとタイムロスしてしまったのが全てだったね。そこから大きく順位を落としてしまって、挽回するのは難しかった」
佐藤真治エンジニアのコメント
「ファーストスティントでペースが上がらなかったんですけど、原因は究明中です。あとはルーティンのピットアウトの際にエンジンがかからず、20秒以上はロスしてしまったと思います。セカンドスティントは雨が弱くなったというのもあり、ファーストスティントより硬めのタイヤで走行しました。雨が強くなる予報でしたが、雨が強くなる前に硬いタイヤでプッシュして順位をあげようという作戦でした。ポイント圏内まで順位は上げられましたが、ピットインのタイムロスが響いてそれ以上は難しかったです」
ヴィタントニオ・リウッツィ選手のコメント
「難しいレースでした。全体的にペースが上がらず、私も最初の5周くらいはペースが良かったのですが、リアのグリップが徐々に足りなくなってきました。しかし、終盤は他車と比べペースも良く、前の車に迫り抜けそうでしたが、雨足が強くなってセーフティーカーが入ってしまったので抜くことが出来ませんでした。次回の鈴鹿に向けて集中していきたいです」
松浦孝亮選手のコメント
「天候がどうなるか不安を抱きながらのスタートでした。ウォームアップとかは非常に良かったのですが、ロングランになるとライバルと少々差をつけられていたかもしれません。作戦面についても大きな問題は無かったと思いますが、トニオがピットアウトする時にエンジンがかからず、そこで大きくタイムロスをしてしまいました。その原因をつきとめて、鈴鹿で何とか結果を出したいと思います」
