第1戦 岡山 決勝レポート (GT500)
現状での全ての力を出し切りポイント
チームは昨日の予選でマシンが跳ねる症状が出ていたため、セッティングの大幅な見直しを行った。今朝のフリー走行でそのバランス確認を行い、セッティングの方向性の正しさを確認した。
松浦にとってスタートドライバーは久しぶりだったにもかかわらず、上手いスタートを切り、1周目は9番手で戻ってきた。ペースは非常に良かったが、気温がとても低かったため前車を抜くのは非常に難しく、順位を保ったまま周回を重ねた。15周を過ぎたあたりから雨が降り始め、レインタイヤに交換するチームもいたが、チームは雨雲レーダーの様子から雨がすぐに止むと判断、そのまま走行させることになった。
予想通り24周目には雨は止み、松浦は7番手までポジションを上げることに成功。さらに前方で他車の接触があり、ポジションをひとつ上げた。この頃からルーティンのピットインが各車始まり、38周目にピットインするまでに3番手までポジションを上げ、日本でのデビューレースになるヴィタントニオ・リウッツイにバトンを渡した。
チームはここでギャンブルに出る。ピット作業の時間を短くするため、左側2本だけタイヤ交換を行い、リウッツイは7番手でコースに復帰。ペースは他車と比べて悪く無い。しかし、60周目を過ぎたあたりからタイヤのグリップが落ち始め、62周には8番手に落ちてしまったが、その後は最終ラップまで安定したペースで走行することができ、幸先良いポイントゲットとなった。
鈴木亜久里監督のコメント
「シーズン前のテストでトラブルが多かったにも関わらず、本番でドライバー、チームは現状での全ての力を出し切ってくれたね。目標としていたポイントも獲得できたし、素晴らしいパフォーマンスだったと思う。まだまだ課題はあるけど、徐々にパフォーマンスを上げていって、トップ争いができるように頑張ります」
佐藤真治エンジニアのコメント
「オーバーテイクが難しいのはわかっていたので、左側2輪交換というギャンブルに出ました。4輪変えても同じ結果だったとは思いますが、最初のレースでマシンを最後まで走らせてポイントを獲れたことは良かったと思います」
ヴィタントニオ・リウッツィ選手のコメント
「とてもチャレンジングなレースでした。タイヤは左側の2本しか交換せず、難しいバランスで走らせることになりました。しかし、最初の20周程度はなんとかうまく無く走らせることができましたが、そこから先は難しかったです。日本で初めてのレースを完走できたことは非常に嬉しいし、今後の為に非常にプラスになると思います」
松浦孝亮選手のコメント
「久しぶりにスタートを担当しました。序盤は前車の接触などもあり、順位を上げることができました。雨が降ってきたタイミングで昨年のチャンピオンを抜くこともできて、自分としても手応えのあるレースができたと思います。シーズンオフのテストではトラブルも多く、なかなかデータを収集できない状態でしたが、レースではチームがマシンをうまく仕上げてくれたので、チームに感謝しています。開幕戦で8位ポイントゲットは良いスタートを切れたと思いますし、続くレースで徐々にパフォーマンスを上げて、シーズン中盤では表彰台に登れるようになりたいと思っています」
