前回のレースはみなさんの予想は当たりましたか? 今回も予想屋の方に、優勝者を予想してもらいました。シリーズも折り返しに突入した第4戦ツインリンクもてぎ。アナタは誰の予想に乗りますか? それとも自分の直感を信じますか?
毎戦、優勝者の予想を立てて頂く予想屋は以下の3名。
・松田次生(レーシングドライバー)
・春那美希(スーパーフォーミュラ公式サイト ナビゲーター)
・オートスポーツweb編集部員サカイ
予想は毎回レースの行われる週にオートスポーツwebに掲載され、投票は携帯サイトモータースポーツチャンネルから行うことが出来ます。さらに! 正解者の中から抽選で素敵なプレゼントが当たりますので奮ってご参加ください。
予想は金曜日の夕方からスタート! 投票は携帯サイトモータースポーツチャンネルから。
※投票には有料登録が必要となります。
※PCからの閲覧・投票は出来ません。
では、さっそくオートスポーツweb編集部員サカイの予想を見てみましょう。
『両陣営とも新エンジン投入か? 王座争いを占う意味でも重要な一戦』
みなさんこんにちは。オートスポーツweb編集部のサカイです。
さて、この予想記事がアップされるということは、スーパーフォーミュラのレースが間近に迫っているということですね。8月は先日のスーパーGT富士に続き、今回のSFもてぎ、そして翌週にはスーパーGTの鈴鹿1000kmが控えており、何やらF1のような過密スケジュールになっています。国内モータースポーツのファンとしてはうれしいところですが、全て現地観戦される、という方にはちょっと過酷なスケジュールかもしれませんね……。
さて、まずは前回の富士戦の予想ですが、みなさんのお力になることができず、すみません……。一方、松田次生さん、春那美希さんのおふたりはバッチリ本命で予想を的中しているんですね。いや~、悔しい。いやいや、しかしながら必ずしも予想通りにいかないのがレース、そしてスポーツの面白いところ! と前向きに言い訳をしつつ、気を取り直してもてぎ戦に目を向けてみましょう。
今回のもてぎ戦でひとつ大きなファクターとなりそうなのが、なんといっても両陣営の新エンジンです。スーパーフォーミュラではこの第4戦から、後半戦に向けて改良を施した新たなエンジンを投入することができ、トヨタ、ホンダの両陣営ともにニューエンジンを採用してくると見られています。
今季は、開幕戦鈴鹿で山本尚貴選手がポールポジションを獲得するなど、トヨタエンジンとホンダエンジンの性能差が昨年よりかなり拮抗した印象となっています。ただし決勝のリザルトとしては、トヨタ陣営がここまで3連勝しており、チャンピオンシップ的にもリード。後半戦に向けた新エンジンで、ホンダが反撃に転じることができるか、それともトヨタの優勢が続くのか。本格的な王座争いを占う上でも、今回の結果は重要な意味を帯びてくると思います。
ちなみに今回のもてぎ戦といえば、栃木出身の山本選手、塚越広大選手にとってはまさしく地元レース。また、野尻智紀選手、そして小暮卓史選手も、それぞれ近隣の茨城県、そして群馬県の出身とあって、ホームと言えるサーキットです。巻き返しを図りたいホンダ陣営にとっても、鈴鹿と並ぶホームコースのこのもてぎ戦はなんとしても優勝したいところでしょう。
一方のトヨタ陣営では、第2戦でシリーズ初勝利、そして第3戦富士でも3位表彰台を獲得した石浦宏明選手が、ランキング首位を示すリーダーズレッドをキープしてもてぎ入り。完勝とも言える内容で富士を制したジョアオ-パオロ・デ・オリベイラ選手がランキング2位、そして1戦を欠場したものの中嶋一貴選手がランキング3位に入っています。オリベイラ選手に関しては、昨年のもてぎ戦でもポール・トゥ・ウインを飾っており、今回も目が離せない存在となりそうです。
すみません、ちょっと前置きが長くなりましたが、今回の予想をどうぞ。
【本命】石浦宏明選手(P.MU/CERUMO · INGING)
今回は石浦選手を本命に予想させて頂きます! 岡山では小林可夢偉選手との接近戦、そして富士でも無線のトラブルにも見まわれながらピットストップを引っ張る作戦を完遂して3位表彰台と、ファンを“魅せる”レースを展開しながらランキング首位も維持と、本当に流れに乗っている印象の石浦選手。前戦はチームメイトの国本雄資選手も4位を獲得しており、富士戦のトップ3会見でチームとしてもいい雰囲気だと話していました。またチャンピオン争いの上でも、石浦選手のリザルトには大注目といえそうです。
【対抗】野尻智紀選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
対抗には、前戦に続き野尻選手を予想させて頂きます。富士ではまさかの予選17番手でQ1敗退となってしまった野尻選手ですが、決勝では追い上げを見せ、最終的にはホンダ陣営の最上位となる8位でフィニッシュ。決勝では「すごく正解に近いものが見つかった」とも話しており、もてぎ戦に向けても「ポジティブな部分が多いです」とのこと。昨年のもてぎ戦も予選2番手と、初のフロントロウを獲得したサーキットでもあり、また野尻選手にとっては前述の通りホームコースとも言えるサーキット。気合の入る一戦にもなりそうです。
【大穴】山本尚貴選手(TEAM 無限)
そして最後は山本選手を予想します。富士戦では、雨絡みの予選はなんと19番手、ドライの決勝も12位となってしまいましたが、そこまでの予選に関して見てみると、開幕戦鈴鹿ではポールポジションを獲得、岡山でも4番手以下を引き離す形で3番手となっており、ドライの予選一発では好結果をマークしています。“抜きにくい”と言われるもてぎは予選もいっそう重要なファクターとなりますが、今週末は現在のところ雨の可能性も低そう。山本選手の応援席も設けられるなどファンからの応援にも熱のこもるもてぎ戦で、ホンダ陣営とともに反撃の狼煙をあげられるでしょうか。