ポジション挽回もポイント獲得ならず
Audi Team Hitotsuyamaは5月3~4日に静岡県・富士スピードウェイで開催されたSuper GT 第2戦「FUJI GT500km RACE」に参戦致しました。国内サーキットの中では最長の直線区間を持つ富士スピードウェイでのレースは、BoP(性能調整ルール)によりパワー不足に苦しむ#21 Audi R8 LMS ultraにとって最も苦戦が予想されたレースでした。その予想通り、公式予選ではライバル勢のストレートスピードに圧倒され、クラス24台中21位に沈みました。
決勝レースではAudi R8 LMS ultra持ち前の「タイヤに優しい」マシン特性を活かし、「安定したラップタイム」を刻み続け、ノーミス・ノートラブルで500kmのレースを走り切りました。スタート順位からはポジションを7つ挽回し14位フィニッシュを果たしましたが、残念ながらポイントを獲得することは出来ませんでした。
5月3日 公式練習
公式練習序盤は、今回1stライバーに抜擢された藤井誠暢がセットアップを担当。Audi R8 LMS ultraのマシン特性を最大限活かすべく、決勝レースでの安定性に重点を置いてマシンをセットアップしていく。
公式練習中盤に差し掛かり、Richard Lyonsの代役を務めるCarlo van Damにドライバーを交代。すぐにマシンとタイヤのフィーリングを掴むと、藤井と同様、リヤのナーバスな動きを指摘。このリヤのナーバスな動きを改善させるべく、チームはスプリングを交換。公式練習終盤には症状を改善させ、公式予選・決勝レースに臨むこととなった。
4月5日 公式予選
公式予選Q1は藤井が担当。Q1を突破すべくソフト寄りのタイヤでアタック。公式練習でのタイムを上回る1分39秒826を記録するものの、トップからは1秒289差のクラス21位に留まり、Q1敗退となった。
P1 #3 B-MAX NDDP GT-R 星野一樹 / ルーカス・オルドネス
P2 #61 SUBARU BRZ R&DSPORT 佐々木孝太 / 井口卓人
P3 #55 ARTA CR-Z GT 高木真一 / 小林崇志
P21 #21 Audi R8 LMS ultra 藤井誠暢 / カルロ・ヴァン・ダム
一ツ山幹雄(チームオーナー)
「公式予選は予想していた通り非常に苦しい展開となりました。スーパーGTのBoPのベースとなっているブランパンシリーズのBoPには“高速サーキット用BoP”と“テクニカルサーキット用BoP”が存在します。本来、今回の富士ではコース特性上高速サーキット用BoPが適用されるべきところ、テクニカルサーキット用BoPが採用されており、Audi R8 LMS ultraのポテンシャルを発揮しきれない残念な予選結果になってしまいました。シーズンはまだ始まったばかりですし、次戦以降Audi R8 LMS ultraの得意なサーキットも続きます。早い段階で適切なBoPが採用されマシン本来のポテンシャルを発揮できるようになることを望みます。明日は500kmと通常より長距離のレースです。トラブルやアクシデントも多発するでしょうから、とにかく自分たちのレースに集中し、ゴールを目指していきたいです」
5月4日 決勝レース
スタート担当は藤井。オープニングラップで4台をオーバーテイクし、クラス17位にポジションアップ。一旦はオーバーテイクしたライバル勢にストレートで詰め寄られ、藤井はイン側を果敢にブロックしながら走行。
レース序盤、大きなアクシデントと火災により2度セーフティーカーが導入される。セーフティーカー先導中にピット作業を行うライバル勢もいる中、#21 Audi R8 LMS ultraはコース上に留まる。レース再開後、藤井は自己ベストを更新する走りを続け、暫定クラス9位で25周目にピットイン。燃料補給、タイヤ交換、そしてドライバー交代を済ませ、Carloに2ndスティントを託した。
ハードタイヤを装着し、燃料も満載した状態で40周を走行する戦略でCarloがコースイン。Carloはライバル勢との必要以上のバトルを嫌い、淡々と自身のターゲットタイムで走行を続ける。コース復帰時にクラス22位まで下げていたポジションを、40周のスティントをノーミスで走り切ることにより、クラス13位まで挽回してピットイン。3rdスティントを藤井に託した。
戦略通りCarloがタイヤを温存したこともあり、藤井は燃料補給とフロントタイヤ無交換の戦略を採ることが出来た。20位でコース復帰した藤井もまた、自身のターゲットタイムである1分41秒台で淡々と走行を続ける。終盤、前方を行く#5 Nissan GTRと#50 Aston Martinを難なくパスし、36周のスティントをノーミスで走り切り、クラス14位で完走を果たした。
一ツ山幹雄(チームオーナー)
「今回のレースは厳しい状況の中でも、ミスなく安定したペースで走りきることでポイント獲得を最低限の目標にしていたので、現実はかなり厳しいですね。今回は実際にノーミス・ノートラブルで、藤井・Carloの2名のドライバーも安定したラップタイムで走り切りました。Audiらしいレースでポジションを挽回することも出来たのですが、それでも14位というのは・・。次戦オートポリス、そして菅生と、Audi R8 LMS ultraが得意とするテクニカルサーキットでのレースが続きます。ここでは必ず皆様に良いレースをお見せします。引き続き、応援宜しくお願い致します」
第3戦は5月31日~6月1日に大分県・オートポリスにて開催されます。引き続き、皆様からの沢山のご支援・ご声援をお待ちしております。
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