2012年からDTMドイツツーリングカー選手権に復帰するBMWが、DTMと日本のスーパーGTのテクニカルレギュレーションが統一された将来、スーパーGTへの参戦を検討していると英AUTOSPORTが報じている。
スーパーGTのテクニカルレギュレーションは2014年に変更されるとされており、その際にDTMと統一した規則をすると言われている。そんな中、英AUTOSPORTが報じているところによれば、DTMとスーパーGTのテクニカルレギュレーションについて、スーパーGTの3.4リッターエンジンとDTMの4リッターエンジンの違いは障害としてあるものの、BMWモータースポーツのジェンス・マルカルトは、そのエンジン規定の違いはBMWがスーパーGTに参戦する興味を削ぐものにならないとしている。
「BMWは日本に向けて、異なるエンジンを用意する気はないが、何らかの性能調整を受けることになるだろう」とマルカルトはAUTOSPORTに語る。
「もしBMWが日本で戦うにあたり何か問題があるのなら、それは性能調整が正しくいかない時だろうね」
BMWは2012年にDTMに復帰するにあたり、BMWが持つスポーツブランドであるMブランドの最も大きなマーケット、日本とアメリカでレースが戦えることを条件に挙げていたとされている。
2014年からのスーパーGTとDTMのレギュレーション統一については、ドイツの自動車連盟であるDMSBと日本のJAFの間で合意されたようで、すでにスーパーGTのメーカー、チームのエンジニアなど関係者がドイツを訪れ、DTMマシンを視察したという。スーパーGTに関する新規定の導入は最終的にはGTAに委ねられる。