レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

国内レース他ニュース

投稿日: 2011.11.14 00:00
更新日: 2018.02.16 06:04

BRP J‘SフィットRS、S耐鈴鹿で完全勝利


日付:2011.1106-003
Round-4 / SUZUKA (2011.10.22-23)

BRP☆HYPER ECU C72 制動屋 FFC J‘SフィットRS
チームホームコース鈴鹿戦でコースレコード・ポールトゥウインの完全勝利で悲願を達成!!

 Birth Racing Project【BRP】は2011年10月22日~23日に鈴鹿サーキットで世界選手権WTCCと併催で開催された「スーパー耐久シリーズ第4戦 鈴鹿」において、ST5クラス4台のエントリー中2台が横転しリタイヤという悪い流れの中、公式予選にてコースレコードを記録し、そして決勝レースではポールトゥウインで完全勝利を達成し、悲願のホームコースでの勝利でレースを終えました。

【10月21日(金)公式フリー】天候:晴 路面:DRY
必勝態勢で臨む今年の大一番のホームコース鈴鹿戦がいよいよ始まりました。
 岡山戦の惨敗を糧に、ドライバーのトレーニング・車両の開発を進めて来ましたのでその真価が問う戦いです。

 新パーツを投入し大幅に足回りのセットアップを変更した為、今日のフリー走行では変更した足回りのセットアップを中心に3人のドライバーが積極的に走行を行いました。

 鈴鹿戦は第2戦富士の優勝ドライバーである、鍋家 武がCドライバーとして復帰しドライブします。

 足回りの改良と共に、ECUの熟成を進めており、耐久性とパワー&トルク向上も確認する事ができ、その効果もあり3本のフリー走行の中、2分38秒0をマークして非公式ながらコースレコードをマークし、順調な仕上がりで明日の予選に向けて良い手応えを感じ、岡山戦で感じられた流れの悪い感じも無く、好調なレースウィークのスタートを感じる事ができましたが、明日の天気は雨の予報でレインタイヤでの予選が予想されている為、必勝に向けて気を抜かず気を引き締め直しました。

【10月22日(土)公式予選】天気:雨 ⇒ 晴  路面:Half WET ⇒ DRY
 昨日の夜から降り続いた雨も、お昼前に上がりましたが、コースはWET状態で予選開始までに完全に乾く事は望めない状態でした。ドライセットは昨日チェック出来ているので不安はありませんが、レインセットは一切チェックができていない為、レインタイヤでの走行は出来る限り避けたい状態で、予選開始ギリギリまでタイヤ選択を悩みましたが、東コースのレコードラインが乾き始めている事を確認して、スリックタイヤでのアタックを決断し、Aドライバーの奥村浩一から15分間の予選を開始しました。

 東コースのレコードラインは乾いている状態でしたが、舗装が古く水はけの悪い西コースはまだ乾いていな部分もある状態で、路面コンディションが安定しないドライビングに神経を使う状態でしたが、果敢にアタックをしてトップタイムをマークしました。続くBドライバーの前山 亘が予選を開始する頃には、完全にドライコンデションとなり、好調な前山が37秒台でコースレコードをマークしました。好調な流れの中、Cドライバーの鍋家 武も20分間のアタックを無事終了して、3名のドライバー共にクラストップタイムを記録して、無事ホームコースでの更新予選を終えました。

【第4戦鈴鹿 ST-5クラス 公式予選結果】
Aドライバー:奥村 浩一 コース:ハーフウェット  タイヤ:スリック 2'38.530 クラス1位
Bドライバー:前山 亘  コース:ドライ      タイヤ:スリック 2'37.778 クラス1位
Cドライバー:鍋家 武  コース:ドライ      タイヤ:スリック 2'39.358 クラス1位

1位 No.19  BRP☆HYPER ECU C72 制動屋 FFC J'SフィットRS(GE8) 5'16.368
2位 No.36  エンドレス・アドバン・トラストヴィッツ(NCP91) 5'25.828
3位 No.55  吉田山GAMES N京都Vitz(NCP91) 5'27.978
No.230 WAKO'S アクレ オクヤマ Vitz(NCP91) リタイヤ ※予選未出走

【10月23日(日)決勝】天候:快晴 路面:DRY
 金曜日・土曜日共に好調な流れで迎えた、いよいよ緊張の決勝レース晴天の日曜日です。
世界選手権WTCCとの併催という事もあり、非常に多くの観客と晴天というコンディションで絶好のレース日和となりました。第4戦鈴鹿はレース距離が300kmという事で約2時間のレースとなります。

 決勝レースは、ホームコースという事もあり奥村浩一がスタートドライバーを担当し、鍋家 武そして前山 亘のオーダーでレースを展開していきます。スタート直後の1コーナーの混乱で36号車の井尻選手にオーバーテイクを許しその後、複数のクラッシュが発生して1周目からSCが入る混乱のレースがスタートしました。

 SC解除後に、36号車を130Rでオーバーテイクして、そのままギャップを広げる為集中してドライブしますが、オープニングラップから発生している強いオーバーステアの為に、思うようにレースラップが上げられずに、大きなギャップを広げる事ができないまま、約40分の走行を終えて予定通りのルーティンで、セカンドドライバーの鍋家武にドライバーチェンジを行いました。ライバルの36号車井尻選手は想定していた通り、レギュレーションギリギリまでのロングスティント戦法のようで、ピットストップロスで約1分半のビハインドができてしまい、鍋家 武の猛追と、36号車のピットタイミングでレース後半には追い付き、チェッカードライバーの前山が見事オーバーテイクして、そのままポールトゥウインの最高の結果でホームコース鈴鹿でのレースを終えました。

【第4戦鈴鹿 ST5クラス 決勝レース結果】
1位 No.19  BRP☆HYPER ECU C72 制動屋 FFC J'SフィットRS(GE8)2:05'07.598(44)
2位 No.36  エンドレス・アドバン・トラストヴィッツ(NCP91) 2:06'09.130(44)
No.55  吉田山GAMES N京都Vitz(NCP91) リタイヤ 1:03'57.614(22)
No.230 WAKO'S アクレ オクヤマ Vitz(NCP91) リタイヤ ※決勝未出走

【コメント】
チーム代表兼ドライバー:奥村 浩一
前戦岡山では大変見苦しいレースをしてしまい、その雪辱を晴らす為ホームコース鈴鹿では必勝態勢で臨みました。岡山以降、チーム一丸となって車両・ドライバーの準備を進めて、努力をして参りました。
その結果が、チームにとって一番重要なホームコース鈴鹿で、ポールトゥウインそしてコースレコードという、富士戦に続く2回目の最高の結果として実り大変嬉しく思います。
これには日頃チームを支えて頂いているスポーンサーの皆様と、献身的にドライバーを支えてくれたチームスタッフ、そして思考錯誤の連続でフィットの戦闘力と安定性を飛躍的に向上させてくれた、メカニックスタッフのお陰で、悲願の鈴鹿で勝たせて頂く事が出来たと思っております。この場を借りまして心より感謝申し上げます。
鈴鹿戦を終え、年間タイトルも2位に浮上しまして、年間チャンピオンまでは非常に厳しい状態ですが、残りもてぎ2戦を最後の最後まで諦めずに全力で戦い抜き、皆様に良いご報告ができるように頑張りたいと思いますので、皆様の引き続きのご支援何卒よろしくお願いいたします。


関連のニュース