鈴鹿サーキット、ツインリンクもてぎを運営するモビリティランドと、無限ブランドで知られるM-TECは15日、ホンダCR-Zを使った『Honda Sports & Eco プログラム』をスタートさせると明らかにした。

 ホンダのハイブリッドスポーツとして知られるCR-Zは、これまで日本ではエンジョイ耐久などでレースにも使用されたが、ワンメイクレース等は行われていなかった。しかし、15日にモビリティランドとM-TECからまったく新しい形でのレースが提案された。

「“ゼロから学び、晴れ舞台(ビッグレース)で競う”スポーツドライビングの楽しさと、環境に配慮したエコドライビングの技術を身につける新しい形の実践型スクール」と説明されたこの『Honda Sports & Eco プログラム』は、新しいスタイルでのモータースポーツが提案されている。

 大きな特徴として、速さを競うだけではなく、燃費も競争の要素として加えられており、「エネルギーマネジメント(燃費コントロール)の楽しさを加え、環境に優しいこれからのスポーツドライビングの技術を身につけ」られるほか、練習会、スクール、そしてレースとレベルに合わせたプログラムが用意されており、カリキュラムに合わせてチャレンジできる。

 また斬新なのが、M-TECが全車をメンテナンスし、全車両レンタルで使用することによる“カーシェアリングシステム"の導入だ。これにより、モータースポーツでネックになっていた初期費用が必要なくなるほか、車両破損の際にも安心のプログラムが導入されており、安心して楽しめる。参加申込も全国のHonda Carsか専用ホームページでできる手軽さだ。

 カリキュラムも、『ちょい乗りスクール体験』『ちょい乗りレーシングコース体験』など気軽に試すステップから、少人数制スクール、さらにレースまで設定される。レースもエコの要素が加えられ、決められた基準タイム内でいかに燃費よく走るかを競う『CR-Z Ecoチャレンジ』、決められたガソリン量でいかに燃費をコントロールして他より速く走るかを競う『CR-Z 10リッターチャレンジ』というレースが設定されている。

 本気で競り合うレースとは異なるが、本格的なスポーツ走行が楽しめるCR-Zで、思いきりサーキットを走ることができる『Honda Sports & Eco プログラム』。料金等は発表されていないが、これまでモータースポーツに参加したことがない人でも気になるプログラムになりそうだ。

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