今季も白熱の競技が繰り広げられているD1グランプリ。次戦は第4戦・第5戦として、ドリフト好きにはお馴染み福島県二本松市のエビスサーキット南コースで開催される。
シリーズ第4戦・第5戦が2日間に渡り2戦連続で開催されるエビスサーキット。このコースは観客席とコースまでの距離が近く、目の前をD1マシンが疾走する迫力満点の走りを体感できるのが特徴で、多くのドリフトファンに支持されている。ドライバーにとっても、ウォールが近くひとつのミスも許されない、シビアなサーキットだ。
また第2戦鈴鹿、第3戦オートポリスといった国際サーキットでは、ハイスピードからコーナー進入という展開で競技が行われたが、エビスは中低速重視のコース設計で、全てのドライバー、エントラントはこれまでと違う戦略が必要となる。
すでに中盤戦を迎えている今季のD1は、熊久保信重(YUKE'S チームオレンジ with BEAST EYE)が第3戦オートポリスでも勝利を飾りシリーズをリード。斎藤太吾(ダイゴ)、谷口信輝(HKS)が続いているが、ランキングリーダーの熊久保にとってエビスは自身が支配人を務めるホームコース。過去エビスでは3勝を挙げている。
一方、エビスでは野村謙(BLITZ Dfellow)が4勝、今村陽一(NICHIEI レーシングプロジェクト with FALKEN)も4勝を挙げるなど、人気ドライバーが多くの勝利を積み重ねている。ニューマシン86の熟成も進みつつある谷口、織戸学(DRIVE M7 ADVAN MAX ORIDO RACING)、日比野哲也(Team UPGARAGE with DRoo-P)にも注目したいところだ。
今大会の解説は、D1海外戦の審査員を務める山田英二が担当。さらに25日(土)には、競技終了後に昨年好評だった『D1夏祭り』のファンサービスも行われる予定だ。
2012 GRAN TURISMO D1 GRAND PRIX Round 4&5 EBISU CIRCUIT
D1GP Rd.3 オートポリス ダイジェスト