SUPER GT SERIES 2014 第2戦 FUJI GT 500km RACE レポート

開催日時 :5月3日(土)~4日(日)
開 催 地:富士スピードウェイ(静岡県小山町)
天候/路面:5月3日 晴れ/ドライ ,5月4日 晴れ/ドライ
参加車両 :Snap-on DIJON Racing GT-R(日産GT-R NISMO GT3/R35 GT3)
ドライバー:Takamori博士、田中勝輝、井上恵一

練習走行  :1'41.383/GT300クラス24位
予選Q1  :未出走
フリー走行 :未出走
決勝    :DNS

 SUPER GT第2戦『FUJI GT 500km RACE』が予選5月3日(土)・決勝4日(日)に富士スピードウェイ(静岡県小山町)にて開催された。

 毎年ゴールデンウィークの連休中に開催されているこのレースは、首都圏から近いという事もあって、毎年多くのモータースポーツファンが訪れる注目度の高いレースとなっている。

 舞台となる富士スピードウェイは約1.5kmに及ぶ超ロングストレートにテクニカルなコーナーが組合わさったレイアウトを持っており、攻略の難しいサーキットとして知られている。

 また今回500kmの長丁場で争われるレースは通常のシリーズ戦と異なる戦略を練る必要があり、チームの総合力が成績に大きく関わってくるレースとなっている。

 今回のレースでは第3ドライバーの起用が認められ、DIJON RacingではレギュラードライバーのTakamori博士選手、田中勝輝選手に加え、普段はチーム監督として采配を揮う井上恵一監督が第3ドライバーとしてエントリー。この3名で500kmに及ぶハイスピードバトルに挑んだ。

■5月3日(土)
 薄い雲がかかるものの、この日の富士スピードウェイはまずまずの好天。ゴールデンウィークの4連休初日という事もあって、この日は朝から32,200人の観客で賑わっていた。気温もこの時期としてはかなり暖かいコンディションの中で、午前9時より練習走行が行われた。

 まずはTakamori博士がコースイン。マシンチェックとコースインスペクションを行い、田中選手へと交代。田中選手は5Lapの完熟走行を行い、今回第三ドライバーを勤める井上選手に交代する。

 通常、チームを指揮する井上監督は、選手目線でマシンの感覚を確かめるように走行を重ねて、タイヤやブレーキ、マシンの挙動など様々な状況を確認し、問題点をひとつひとつ洗い出していく。

 これまで3人のドライバーで約40分間の走行を行い、各ドライバーのマシン習熟およびマシン基本セットアップ作業を終えた。次はタイヤ評価のメニューへとセットアップ作業は進んでいく事となる。

 Snap-on DIJON Racing GT-Rは新品タイヤを装着してTakamori博士がコースインする。今回のレースは500Kmの長距離レースなので、一発のアタックタイムよりもタイヤライフが一番長く、コンスタントにラップを刻むことのできるタイヤ選定作業を行うことが大事となる。

 Takamori博士は冷えたタイヤを十分に暖めて、計測3周目には1分41秒383を計測し、アタックラップへと入る。しかし、1コーナーでブレーキシステムに異変を感じてタイムアタックせずに緊急ピットインする。

 ピットでは念入りにブレーキ周りのシステムチェックを行うが、ブレーキ周りに異変は見つからない。念のために交換できる箇所はスペアのブレーキパーツに交換し、ドライバーは田中選手へと交代して出走する。

 田中選手は計測6Lapを行うも相変わらずブレーキフィーリングに違和感を唱え、満足なタイムアタックが出来ない。この不具合を解消するためにセッションも残り20分となったところでTakamori博士に交代して原因を模索する。

 エンジニアが両ドライバーのデータ解析を行ってセッティング変更を考案する間にセクター2の挙動を修正するため、Takamori博士はアウトインでピットインしてセットアップのリコメンドする。

 リアウイングを調整することでセクタータイムがコンマ3秒改善したが、相変わらずターンイン時のリアの振りだしが大きすぎる挙動は収まらず、フロントの挙動も経験したことの無い不安定な動きをする。

 練習走行も終了まで残り5分となり、もうマシンのセットアップをしている時間は無く、監督指示で、このままの状態でタイムアタックすることに。まっすぐ走らないマシンを強引にねじ伏せてTakamori博士はアタックするも1分41秒台後半のタイムしか記録できなく、このセッションは序盤にTakamori博士がマークした1分41秒383でGT300クラス24位という結果に終わった。

 練習走行が終了するもチーム内は不安な空気に包まれる。いままで経験したことの無い不思議な挙動をマシンが示すとTakamori博士は語り、田中選手は、ブレーキが全く利かない。井上選手は、すっかり、井上監督の表情となり、マシンの改善策を検討するためにチーム内では緊急ミーティングが行われた。

 予選セッション直前にマシンのセットアップを大幅に変更することを決意する。しかし、メカニック総動員で車両チェックした結果、通常ではありえない車体構造そのものに致命的なトラブルを発見。

 トラブルの修復はモノコック交換を行う大作業が必要となり、予選セッション開始には間に合わず、予選Q1セッションに出走する事ができなかった。チームは決勝出走に向け嘆願書を提出。嘆願書は大会委員会に受理され、翌日のフリー走行での結果で決勝レース出走の判断が下される事になった。

■5月4日(日)
 翌日の5月4日、昨日に引き続きレース日和の好天に恵まれた決勝日の富士スピードウェイは57,200人の観客が足を運び、予選日以上の盛り上がりを見せた。

 フリー走行直前までメカニックの懸命な修復作業が行われたが、Snap-on DIJON Racing GT-Rは車両トラブルを修復することができず、フリー走行への参加が間に合わなかった。

 フリー走行後も決勝レースへ向けて、メカニックの懸命な修復作業は続くが、出走時間までに車両トラブルは解決せず、決勝グリッドへSnap-on DIJON RacingGT-Rはメカニックの手に押されグリッドに着くこととなり、決勝レースのフォーメーションラップには参加できなかった。

 今回はD.N.S.と非常に残念な結果となってしまいましたが、次戦オートポリス戦までに、モノコック交換作業を行い、この悔しさを晴らすべく、チーム一丸となって再び上位を目指してまいります。引き続きDIJON Racingへの応援を宜しくお願い致します。

本日のレースクイーン

原あゆみはらあゆみ
2026年 / オートサロン
VELENO&Garage力
  • auto sport ch by autosport web

    FORMATION LAP Produced by autosport

    トランポドライバーの超絶技【最難関は最初にやってくる】FORMATION LAP Produced by auto sport

  • auto sport

    auto sport 2026年3月号 No.1617

    [特集│技術系SGT関係者 覆面座談会]
    タイヤワンメイク時代の
    スーパーGTを考える

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円