DIJON Racing スーパー耐久シリーズ 2014 第2戦 レースリポート
■レース概要
日時:5/24(土)予選 , 5/25(日)決勝(3時間)
開催:スポーツランドSUGO(宮城県)
レース:スーパー耐久シリーズ 2014 第2戦 SUGOスーパー耐久3時間レース
車名:Snap-on DIJON Racing DC5 #48
エントラント:DIJON Racing
ドライバー:A:富田竜一郎 B:Takamori博士 C:久保凛太郎
決勝:ST-4クラス6位 観客動員:3,400人
予選:ST-4クラス14位 観客動員:1,800人
スポーツランドSUGO(宮城県)を舞台に「スーパー耐久シリーズ 2014 第2戦SUGOスーパー耐久 3時間レース」が開催された。今回はスーパー耐久シリーズでは最も短い3時間のスプリントレースとなり、耐久性よりもスピードを求められる。
開幕戦に引き続き、ST-4クラスは18台の大量エントリーを集め、今大会も接戦が予想される。コースレイアウト的にはS2000や86などの後輪駆動車が有利であり、DIJON Racingは前輪駆動のインテグラで参戦するために苦戦が予想される。
DIJON Racingは開幕戦からドライバーラインナップを一部変更し、2014年F3(N-Class)参戦中の久保凛太郎を招聘し、Aドライバー:富田竜一郎(DIJON Racing育成ドライバー)、Bドライバー:Takamori博士、Cドライバー:久保凛太郎の3名体制で参戦した。
DIJON Racingの今レースでのメインテーマは、DIJON Racing育成ドライバーとして、富田竜一郎がどれだけリーダーシップを発揮できるか?である。特にCドライバーの久保凛太郎はスーパー耐久へ初参戦となるが、Aドライバーの富田が上手に久保を引っ張りつつ、DIJON Racingのチームリソースをどう有効利用するのかに尽きる。Takamori博士は富田が判断に迷った時にアドバイスするだけだ。
■5月24日(土) 予選 天候:晴れ 路面:DRY
金曜日の肌寒い気温から一転し気温は27℃と暖かい陽気の中で予選が行われた。13時00分から第2グループ(ST-4&ST-5)Aドライバー予選(20分間)が開始。富田竜一郎は予選開始と共にコースイン。アウトラップでタイヤを確実に暖め、計測1周目からアタックする。
コース上にはコースインを遅らせたST-5クラスが多数走っており、一番タイヤが良い状態のタイミングでST-5の処理をしながらの予選アタックとなってしまった。なんとかST-5クラスのマシン処理を無難にまとめて、1'35.212を計測。アタックは2周のみでその時点では8番手であったが、予選終了間際に気温が下がり、予選時間をフルに走っていた数台がタイムアップし、最終的には12番手でAドライバー予選を終わった。
Bドライバー予選(20分間)はTakamori博士が走行。富田選手からのインフォメーションでアタックLapのタイミングを計るが、タイヤが一番美味しいタイミングでアタックしている最中にSPコーナーで赤旗が掲示されアタックを断念してピットへ戻る。赤旗中断のあと、残り時間は12分。予選再開と共にコースインして先頭でアタックを行う。
しかし、また、運悪く計測1周目の2コーナーに差し掛かった所でピットアウトしてきた3台の集団にアタックを邪魔される事に。コースはクリアではないがタイヤグリップが終了に近づき、強引にタイム計測を行う。セクター1、2をベストベストでまとめるもセクター3で急減速した前走車に妨害されアタックをあきらめる。結果、保険でアタックしたタイム1'36.121がベストとなり、Bドライバー予選を終える。
スーパー耐久の予選方式(決勝レースのグリッド)は、A、Bドライバーの合計タイムで順位が決定され、AB合算タイムは3'11.333となり、ST-4クラス 14位となる。
10分間のインターバルをはさみ、Cドライバー予選がスタート。Cドライバー予選はグリッドには影響しないが予選通過(基準タイム)をクリアする必要がある。スーパー耐久に初挑戦の久保凛太郎は、STXクラス~ST5クラスが混走する中、ST-4クラス5番手となる1'35.048をマークし基準タイムを余裕でクリアした。
■5月25日(日) 決勝 天候:曇り 路面:DRY
決勝:3時間耐久レース
スポーツランドSUGOは一面白い雲に覆われたものの、気温はあまり下がらず25℃程度、路面はドライで決勝を迎えた。
13:30から決勝 3時間耐久レースがスタート。スタートドライバーは富田竜一郎。ローリングスタートを上手く決め、1コーナーまでに2台をかわす。予選と変わらないタイム(1分35秒台)で安定した走行を続け、早くも6周目にはST-4クラス8位までポジションを回復する。好走は30周まで続き、26周目には1,34.764を計測した。
30周経過時点では、他車のピットインなどもあり2位までポジションを上げることに成功するが、35周を過ぎたあたりからタイヤの磨耗のためか?タイムが不安定となる。38周目には急激にラップタイムが2秒も落ちたため、ドライバーとエンジニアで無線交信し、ピットインしてタイヤ交換する事を決断し、40周目にピットインする。
1回目のピットストップではフロントタイヤ交換と給油を行う。ドライバーは富田から久保に交代。交換したタイヤを見るとフロントタイヤはワイヤーが飛び出し、バースト寸前。富田がギリギリのマシンコントロールで好走し、40周までピットストップを引っ張るロングドライブとなった。
ST-4クラス10位で久保はコースに復帰。40周のロングドライブを決めた富田は無線で久保にアドバイスを続ける。久保もタイヤを上手く使いながら1分35秒~36秒台のタイムで安定した走行を続けて70周経過時点でST-4クラス3位までポジションアップする。
しかし、2回目のピットストップを終えたST-4クラスのマシン3台が久保の後から好タイムで迫ってきた。その差は約1秒。順位を守るべく、久保は懸命の走りで3台を10周近く押さえ込むもタイヤグリップの限界からギリギリの攻防となり87周目にピットイン。
ルールで義務付けられている2回目のピットインでは、フロントタイヤを交換し、ドライバーは久保から富田へチェンジする。
富田はST-4クラス6位でコースに復帰し、40分後のチェッカーを目指す。ファーストスティントを走行した富田は二回目のコースインとなる。練習では経験できないイン/アウトラップの大事さだけではなく、レース終盤の荒れた路面の走行体験をさせ、育成ドライバー富田竜一郎の引き出しを増やすべく、実践経験を積ませるためにTakamori博士は決勝を走らずに司令塔に徹することになった。
体力的にもタフな富田は、安定して1分35秒台で走行を続け、3時間レースの終盤、残り15分からは1分34秒台に入れ、予選タイムを大きく上回る1'34.189をマークし快調に周回を重ね、16:30に先頭車両にチェッカーが振られ、富田も最後まで集中して走り、ST-4クラス6位でフィニッシュした。
■今後の展開
スーパー耐久 第3戦は、7月26~26日に富士スピードウェイで今季最大の7時間耐久レースとなります。引き続き、DIJON Racingは若手ドライバーの実践的育成を行うために次戦も若手ドライバー中心の布陣で戦う予定です。引き続き、皆様の応援よろしくお願い致します。
