全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第4戦もてぎはノックアウト予選が行われ、ジョアオ-パオロ・デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)が2戦連続でポールポジションを獲得した。2番手にはアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM'S)が続いている。
Q1:
13時50分からスタートしたフォーミュラ・ニッポン第4戦もてぎのノックアウト予選。気温34度、路面温度44度という暑さの中でスタートしたQ1は、今回武藤英紀(HP REAL RACING)が参戦したことにより5台が脱落することになる。
セッション序盤、午前中もコースアウトを喫した平手晃平(TEAM IMPUL)がまたもコースアウトを喫するが、コースには復帰。各車一度アタックを実施した後、残り5分というところで再度アタックを開始。Q2進出への争いが展開された。
チェッカーに向けて各車タイムを上げていく中、トップタイムをマークしたのは塚越広大(DOCOMO DANDELION)。次いでロッテラー、平手晃平(TEAM IMPUL)というトップ3に。
午前中のフリー走行を「初心者運転みたいでしたね(笑)。でも、そこから少しずつペースを上げる事ができて、感覚は掴めていないですがフィーリングは悪くない」と振り返っていた武藤だったが、さすがに激戦のFニッポンの中でテストも無しで臨んだ予選は厳しく、15番手でQ1ノックアウト。石浦宏明(KYGNUS SUNOCO)、嵯峨宏紀(Le Beausset)、アレキサンドレ・インペラトーリ(SGC by KCMG)が同じくノックアウトを喫している。
Q2:
続いて行われた予選Q2。ここでは5台が脱落するが、終盤に向けて各車アタックを繰り返していく中、ロッテラーがいち早くアタックへ。それが功を奏したか、Q2をトップで通過。次いで中嶋一貴(PETRONAS TOM'S)、オリベイラと続きPETRONAS TOM'Sがワンツーとなった。
一方、ノックダウンは波乱の展開に。小暮卓史(NAKAJIMA RACING)が9番手でQ3進出を逃し、小林崇志(HP REAL RACING)、アンドレア・カルダレッリ(KONDO RACING)、中嶋大祐(NAKAJIMA RACING)、途中スピンを喫した国本雄資(Projectμ/cerumo-INGING)もQ2脱落となった。
Q3:
予選Q2が進む頃から、もてぎ上空には黒い雲が立ちこめ、雷雨の恐れがサーキット内でも盛んにアナウンスされるなど、急に雲行きが怪しくなった。そのためもあってか、各チームコースオープンとともに一気にコースイン。雨が降り出す前にタイムを出しに行った。
そんな中、まずはロッテラーが真っ先に1分35秒189というタイムをマークするが、オリベイラがそれを塗り替え1分35秒012をマーク! チェッカーに向けてそれを上回るマシンは表れず、オリベイラが2戦連続のポールポジションを獲得。2番手にはロッテラーとなり、前戦富士と同じフロントロウとなった。3番手には塚越、3番手には一貴が続いている。
