全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第4戦もてぎは7日、ノックアウト予選が行われ、今季2勝目を狙う小暮卓史(NAKAJIMA)が今季2度目のポールポジションを獲得した。2番手にはロイック・デュバル(DOCOMO DANDELION)、3番手にはジョアオ-パオロ・デ・オリベイラ(Mobil1 IMPUL)がつけている。
Q1:
午後2時15分からスタートしたフォーミュラ・ニッポンの予選。気温は34.2℃、路面温度は58℃ととても暑いコンディションの中でのセッションとなった。
残り1分となったところでそれまでトップにいた平中克幸(KCMG)のタイムを更新したのは山本尚貴(NAKAJIMA)だ。これを皮切りに各車タイムを更新していく。
最後の最後にジャンプアップを果たしたのは15番手となっていた松田次生(KONDO)。松田は1'36"458のタイムでで10番手に滑り込み、その結果、石浦宏明(Team LeMans)が押し出されてQ2への進出はならず。井出有治(MOTUL TEAM無限)は12番手でQ2進出を決めた。
Q2:
Q1からQ2へ進出したのは全12台。開始早々からフロントタイヤのウォームアップのためにコースインしたのは小暮。その後、各車がコースイン。残り5分となったところから、Q1進出を賭けた激しい争いが展開される。
まず、平中が8番手タイムを出してピットへ戻ると、すぐに塚越広大(HFDP RACING)が平中のポジションを奪う。後方では1アタックにかける松田が走行中だ。すでにチェッカーフラッグが振られているフィニッシュラインを通過する松田は、塚越を上回るタイムで8番手。続く井出、伊沢拓也(DOCOMO DANDELION)は松田のタイムを上回ることはできず、ここでノックアウトとなった。
Q2でノックアウトとなったのは塚越、平中、井出、伊沢の4名だった。
Q3:
Q2同様、コース上へ一番のりしたのは小暮。フロントタイヤのウォームアップを行ない、一旦ピットへ戻った。
残り2分となったところで、トップに立ったのはJ.P-オリベイラ。しかし残り30秒というところで、もう一度アタックに入っていたオリベイラがV字で、リヤをすべらせコースアウト! イエローフラッグが出てしまう。
この間、トップを奪ったのは小暮。ロイック・デュバル(DOCOMO DANDELION)が続き、3番手にはオリベイラ。そして地元栃木出身の山本尚貴(NAKAJIMA)がトップからコンマ1秒差で4位につけた。
