今年のフォーミュラ・ニッポンで初タイトルを獲得した中嶋一貴が、新たに始まる『スーパーフォーミュラ』でのチャンピオン獲得にも強い意欲を見せた。

 今シーズンの一貴は、PETRONAS TEAM TOM’Sから参戦したフォーミュラ・ニッポンで2勝を挙げチャンピオンを獲得。この功績が評価され、26日に都内で開かれた日本プロスポーツ大賞の授賞式で功労賞に選出され、昨年の新人賞に続く2年連続の受賞を果たした。

 この日の一貴は、富士スピードウェイで行われていたスーパーGTのテストを終えて都内の受賞式に出席。少しばかり喉の調子を崩していたが、式典ではフォーマルなスーツを着こなし、堂々とした立ち振る舞いを見せた。
「昨年はそもそもが新人なのか(笑) という立場でしたし、シリーズも2位で終わっていましたからね。ですが、今年はチャンピオンを獲るつもりでシーズン開幕から戦ってきましたし、それを達成してこの場に戻ってくることができて良かったです」と一貴。
「去年一年の経験で慣れた分、今年の方が自分の力をより出せたことが気持ち的には大きかったと思っています」

 5人のドライバーが王座争いを繰り広げた最終戦。「どのドライバーよりも強い気持ちを持っていた」と語る一貴は、フォーミュラ・ニッポンというビッグタイトルを手にしたことで、大きな自信につながったと語る。
「もちろん、F1も別の目標としてやってきましたが、フォーミュラ・ニッポンは小さい頃から見てきたシリーズ。日本で一番のドライバーを決めるシリーズだし、やっぱりドライバーの違いが前面に出るレースなので、その中でトップを獲れたのはうれしいし、こういう結果を形で残すことができたのは大きいと思います。一回だけでは終わらずに、何回も獲っていけるようにがんばりたいですね」

 来年、スーパーフォーミュラへ生まれ変わる新シリーズをデイフェンディングチャンピオンとして迎える一貴は、最新のオートスポーツ本誌(No.1347)によれば、2013年もトムス残留が濃厚視されている。本人としても、スーパーフォーミュラへの参戦を当然望んでおり、初代チャンピオンにもその名を刻みたいと述べた。
「名称が変わるからといって特別どうってことはないという部分もありますが、やはり名称が変わることでスーパーフォーミュラのシリーズとして新しい歴史がゼロから始まっていく。その中で一番最初にチャンピオンを獲りたいと思うし、自分が結果を残すことでシリーズを盛り上げていきたいですね」

「(名称の変更で)シリーズもいろんな広がりができると思う。そうしたことでシリーズが盛り上がり、いろいろなドライバーが来て、内容の濃いレースを見せることができればいいですね」

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