全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第8戦は予選が終了したが、終了直後に計時モニターに表示された順位と、発表された暫定結果に変更が出ている。

 今回の予選Q2では計時モニター上には4番手だった松田次生(LAWSON IMPUL)と5番手だった石浦宏明(Team LeMans)、そして8番手にブノワ・トレルイエ(LAWSON IMPUL)と9番手に大嶋和也(PETRONAS TOM'S)が同タイムと表示されていた。松田、石浦は問題無かったが、ノックアウトゾーンにかかる8番手トレルイエ、9番手大嶋はポジションがひとつ違うだけで大きく状況が変化してくる。

 全日本選手権フォーミュラ・ニッポン統一規則第24条10.には、「同タイムの場合には先にタイムをマークした者が上の順位となる」と記載されているが、実際はこの時に先に記録していたのは大嶋だったはずが、モニター上ではトレルイエが上に記載されていたため混乱が起きた模様だ。

 そのためQ3には本来8台しか出走できないはずが、9台が走行する事態に。結局、その後発表された予選総合リザルトではQ3で7番手だったトレルイエのタイムは記載されず、トレルイエの予選順位は9番手ということになっている。

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