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F1ニュース

投稿日: 2013.10.01 00:00
更新日: 2018.02.16 18:58

FIA会長候補、バーレーン開催に疑問。再調査希望


 今年末に行われるFIA会長選挙に立候補することを表明したデイビッド・ウォードが、自分が会長に就任したらバーレーンGPの開催の是非について再検討するつもりだと語った。

 バーレーンGPは反政府デモにより2011年の開催が中止された。2012年も政情不安のため強い懸念の声があったが、FIAは予定どおり開催した。

 ウォードはこの時のFIAの判断を批判しているとBBC Sportが伝えている。
「重要なのは中立の立場に立つことだ」とウォード。
「訪問し、調査するのは当然のことだ」
「現場の状況を確認し、可能な限りすべての立場の人間と話をし、その結果に基づいて判断すべきだ」

 2011年の開催はいったん延期が決定したが、最終的にはキャンセルとなった。現在のFIA会長ジャン・トッドは、調査のためにスペインのモータースポーツ連盟代表を現地に送った後に開催を決定したが、その判断には批判の声が上がった。

 ウォードはこの調査レポートは十分なものではなかったと述べ、自分が会長になった場合には「この地域に関して深い知識を持つ人間」を派遣すると述べている。

 2012年の開催は間違いであり、それによってFIAとF1はバーレーン当局の便宜のため「一線を越えてしまった」とウォードは述べている。
「FIAが適切なプロセスを整えれば、意思決定の失敗によって評判に傷がつくことを可能な限り避けられる」

 先週FIAが発表した2014年F1カレンダーには、4月6日の第3戦としてバーレーンGPが含まれている。