バーレーンの政情不安が続いていることで、今月予定されているバーレーンGPを中止すべきだという声が高まっているなか、FIAは状況を注視しているとのコメントを発表した。
首都マナマで5000人以上の人々がデモを行い、抗議者たちと警察が衝突したことが伝えられた金曜、FIAはバーレーンの状況を常に見守っていると述べた。
「FIAは常にバーレーン王国の状況を観察し評価している」とFIAのスポークスマンがコメントしたとロイターが伝えた。
「最高権威、ヨーロッパの主な大使館、当然のことながらBIC(バーレーン・インターナショナル・サーキット)の現地プロモーターや国際プロモーターと日々連絡をとっている」
「FIAはレースイベントで安全を保証する役割を担っており、どの国においても地方当局の安全保証を頼みにしている」
「この点においては、バーレーンの最高権威はすべての安全性の問題が制御化にあると何度も保証している」
バーニー・エクレストンとバーレーン側はグランプリ開催には問題ないと繰り返し主張しているが、元F1ドライバーで現在解説者を務めるデイモン・ヒルやイギリスの議員らから、4月22日に予定されているバーレーンGPの開催を見直すべきであるとの声が出ている。