JAF日本自動車連盟は31日、2015年の全日本選手権カレンダーについて決定したと発表した。2015年からスタートする新たなジュニアフォーミュラ、FIA-F4については、シリーズをプロモートするGTアソシエイションからすでに発表されているとおり、地方選手権として全7大会14戦が予定されている。
FIAフォーミュラ4は、現在日本で開催されているF4とは異なるもので、FIA国際自動車連盟がF3を目指す15歳からの若手ドライバーのための下位カテゴリーとして導入されるもの。F3並みの安全基準をもったカーボンモノコックシャシー、140〜160馬力のエンジンを搭載しながらも、厳しいコストキャップが敷かれている。
すでに8月の時点でGTAから使用シャシーである童夢F110が発表されているほか、2015年は全戦が日本国内でのスーパーGTのサポートレースとして開催される予定で、1大会2レースを開催。ただ公式予選は1回で、1レースはファステストタイムが、2レースはセカンドベストがグリッドとして採用されることなど、概要が発表されている。
31日にJAFから発表されたカレンダーは、GTAから発表されているとおり全戦がスーパーGTと同時開催。第7戦タイをのぞく全7大会14戦で争われることになる。
このFIA-F4にはサードが参戦を表明しているほか、噂によればすでに20台ほどのシャシーの販売が決定しているという。GTA服部尚貴氏によれば「モータースポーツ界の甲子園を目指していきたい」というFIA-F4。スーパーGTを観戦に訪れた時はぜひ注目いただきたいカテゴリーだ。