全日本選手権フォーミュラ・ニッポンの公式合同テスト第2回が、3月20日〜21日の2日間富士スピードウェイで行われ、中嶋一貴(PETRONAS TOM'S)が2日間総合のトップタイムをマークした。
3月5日〜6日に鈴鹿サーキットで行われた合同テストに続いて、開幕前最後のテストとなった今回の富士合同テスト。ただ、チャンピオンであるアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM'S)、今季KYGNUS SUNOCOから復帰するロイック・デュバル(KYGNUS SUNOCO)のふたりがWECのテストのためFニッポンテストを欠席。ロッテラーに代わって井口卓人、デュバルに代わって監督の土屋武士がステアリングを握った。
また、今回のテストからSGC by KCMGがFニッポンに復帰。折目遼がステアリングを握ることとなった。
1日目、2日目ともに晴天に恵まれ、ドライコンディションで行われたテストは、1日目午前、午後ともジョアオ-パオロ・デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)がトップタイムをマーク。1日目午前は2番手に松田次生(TEAM IMPUL)、3番手に大嶋和也(Team LeMans)が続いた。午後は2番手に国本雄資(Projectμ/cerumo-INGING)、3番手に伊沢拓也(DOCOMO DANDELION)が続いた。
初日は多くのチームが午前中にセットアップの確認、午後にはテストプログラムの消化を行い、終盤ニュータイヤを2セット投入することに。途中、松田がダンロップコーナーでスピンを喫し赤旗が提示されたが、大きなクラッシュなどはなかった。
2日目は、ロングランを中心にメニューをこなすことに。午前、午後とも終盤アタックが展開されることになったが、午前はオリベイラが、午後は一貴がトップに。これまでの富士のコースレコードは2008年にマークされた1分24秒290だったが、2日間で安田裕信(KONDO RACING)までがレコードをブレイクしている。
