全日本選手権フォーミュラ・ニッポンの第3回合同テストは2日目を迎え、富士スピードウェイで午前のセッションが行われた。午前のベストをマークしたのは伊沢拓也(DOCOMO DANDELION)で、MOTUL 無限の16号車をドライブした山本尚貴が続いた。
前日に引き続き快晴に恵まれた富士スピードウェイで行われた全日本選手権フォーミュラ・ニッポンの第3回合同テスト2日目。前日の1日目では、ルーキードライバーたちは多くがダウンフォースの強いFN09の習熟に努め、一方で今季参戦していたドライバーたちは、今季シーズン中に試せなかったセッティングをトライしたり、大きくセットを変えてみたりと、さまざまな試行錯誤を行っていた。
迎えた2日目、DELIZIEFOLLIE/CERUMO・INGINGの29号車には立川祐路に代わってフォーミュラ・ルノー3.5シリーズに参戦していた国本京佑が搭乗。Team LeMansの7号車は前日と午前、午後を入れ替え、この日は蒲生尚弥が午前中のステアリングを握ることとなった。
序盤は各車ロングラン等思い思いのセッションをこなしていき、開始1時間近くまではジョアオ-パオロ・デ・オリベイラ(Mobil1 IMPUL)がタイミングモニターのトップにつける。次いで16号車をドライブする山本が続く。
初日は一度も赤旗が出なかった今回の合同テストだが、NAKAJIMA RACINGの31号車をドライブする中嶋大祐がプリウスコーナーでコースオフ、10時46分に赤旗中断となった。その後、少しずつニュータイヤを装着するマシンが出始め、KCMGの18号車をドライブするアレキサンドレ・インペラトーリが3番手にジャンプアップ、再始動後いったんピットに戻った中嶋大祐も、ポンと3番手までポジションを上げる。
終盤、多くのマシンがニュータイヤを装着しアタックを敢行。山本が立て続けにタイムを上げ、さらにそれを伊沢が上回る。伊沢、山本のふたりは2台だけが1分23秒台に入れ、午前のセッションを終えた。3番手にはオリベイラが続き、4番手には中嶋大祐。アレキサンドレ・インペラトーリ(KCMG)が5番手につけた。
前日3番手でセッションを終えていた中嶋一貴はタイムを追ってアタックしている様子があまり無く、13番手でセッションを終えた。
