9月15日に開幕するIZODインディカー・シリーズ第15戦インディジャパン・ザ・ファイナルに、2010年フォーミュラ・ニッポン王者のジョアオ-パオロ・デ・オリベイラが参戦することになった。

 2010年にTEAM IMPULで初のフォーミュラ・ニッポン王者を獲得したオリベイラ。今季は現在ランキング3位だが、8月に行われたフォーミュラ・ニッポン第4戦もてぎでは優勝。今回インディジャパン・ザ・ファイナルに参戦するドライバーとしては、ビッグフォーミュラで最ももてぎロードコースの経験を持っているドライバーと言えるだろう。

 オリベイラは今回のインディジャパン参戦にあたり、セバスチャン・サーベドラに代わってゼッケン34番のコンクエスト・レーシングのマシンをドライブする予定。スポンサーには埼玉にある冠婚葬祭会社のセレモニー株式会社が就くようだ。

 オリベイラはインディカー・シリーズの公式サイトに対して、「もてぎはとてもスムーズでテクニカルなコースだ。このコースではブレーキがとても重要になり、長いストレートの後にスローコーナーがやってくる。コーナリングではブレーキングをチェックする必要がある」ともてぎの特徴を語る。

 インディカーとフォーミュラ・ニッポンFN09では、共通する事項もあるが、車体の大きさが違い、フォーミュラ・ニッポンの方がシャープな挙動を示すと言われる。しかしオリベイラは、「レースへのアプローチを変えるつもりはないよ」と言う。

「予選までに限界を学ぶ必要がある。簡単なことではないけれど、週末を通して強力なスピードを手に入れる自信があるんだ。アメリカとコンタクトをとり続けてきたし、ついにチャンスがやってきた」

「モータースポーツの世界では、チャンスが来たときに準備はできていなければいけないんだ。そして、今回はまさにその時だと思う」と語るオリベイラは、来季に向けてインディカー・シリーズでさらに参戦するチャンスを狙っているという。

 今回がもてぎで最後の開催となるインディジャパン・ザ・ファイナル。F1から渡米しフル参戦を続ける佐藤琢磨、スポット参戦が決定した武藤英紀に続き、日本のモータースポーツファンにとって応援したいドライバーがひとり増えることになったと言えるだろう。

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