JAF Grand Prix SUPER GT & Formula NIPPON FUJI SPRINT CUP 2010は12日、スーパーGT500クラス&GT300クラスのレース1予選が行われ、GT500クラスはリチャード・ライアン駆るZENT CERUMO SC430が、GT300クラスは高木真一駆るARTA Garaiyaがポールポジションを獲得した。
フォーミュラ・ニッポンの予選終了から15分の間隔でスタートしたスーパーGTの予選セッション。20分ごとにGT300、GT500と分かれて予選が行われるが、レース1、レース2とさらに分かれているため、各ドライバーの速さが問われるセッションとなる。フォーミュラ・ニッポンの予選を終えた平中克幸は、急いでJIMGAINER DIXCEL DUNLOP F430に乗り換え、GTのレース1の予選に臨んでいる。
最初はGT300クラスのレース1予選だが、各陣営一度タイムを出した後、タイヤを替えて再度アタックへ。終盤残り時間がわずかになる間に、次々にタイムが塗り替えられていく。この結果、レース1でGT300クラスのトップタイムをマークしたのは、終盤にタイムアタックしたARTA Garaiyaの高木真一! 次いでCOROLLA Axio apr GTの国本雄資が続き、JIMGAINER DIXCEL DUNLOP F430の平中、そして大健闘となるGTデビュー戦の安岡秀徒(911GT3Rポルシェジャパン)が4番手となった。
続くGT500クラスのレース1予選は、多くの外国人ドライバーがレース1にひしめいていることもあり注目のセッションに。各車一度タイムを残した段階で、ほとんどのマシンがピットに戻り、ほぼ全車が残り8分を切ってニュータイヤを装着し再度コースへ。ふだん見られない緊迫のアタックが見られることとなった。
アタックラップ1周目、まずはトップに立ったのはリチャード・ライアン駆るZENT CERUMO SC430! 次いで石浦宏明のMJ KRAFT SC430、ロニー・クインタレッリのカルソニックIMPUL GT-Rと続く。各車アタック1周目から再度アタックを試みるが、ほとんどのマシンがタイムアップならず! ライアン&ZENT CERUMO SC430がレース1のポールポジションを獲得した。
石浦&MJ KRAFT SC430が2番手、クインタレッリ&カルソニックIMPUL GT-Rが3番手。4番手にロイック・デュバル駆るウイダーHSV-010が続くこととなった。
ポールを獲得したライアンは「このところポールから遠ざかっていたからね。またこのポジションに戻ってこられて嬉しいよ!」とひさびさに満面の笑みをみせていた。
