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スーパーGTニュース

投稿日: 2010.11.13 00:00
更新日: 2018.02.15 23:38

FUJI SPRINT CUP:ポルシェ911 GT3R、ポディウムを争うもトラブル発生


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レースレポート: JAF グランプリ 富士スプリントカップ レース1決勝

911 GT3R、ポディウム争いを繰り広げるもトラブルでレースを終える

ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:黒坂 登志明)がサポートする「COXスピード」 は、11月12日(金)から14日(日)に富士スピードウェイにて開催されたJAFグランプリ富士スプリントカップ GT300クラスに「911 GT3Rポルシェ ジャパン(ゼッケン#9)」で出場いたしました。 11月13日(土) のGT300レース1決勝に出走した安岡秀徒は4位を走行中エンジントラブルが発生し、惜しくも21位(完走扱い)となりました。

前日の予選から少し気温が下がる中、14時にGT300レース1の決勝はスタートした。予選4番手のセカンドローからスタートした安岡はミスを犯し大きく出遅れるが、コカコーラコーナーまでに5位へポジションを戻す。レース序盤、トップを#43、#74、#66の3台が激しく争い、911 GT3R ポルシェ ジャパンは4位の#46との差を詰める。1コーナーやダンロップコーナーで#46の前を伺うが、なかなか安岡は前に出れない。

5周目を過ぎた頃には#43がトップ集団からジリジリと後退していき、#46と安岡とともに3位争いの集団を形成する。3台はテール・トゥ・ノーズで8周目に突入するが、安岡はストレートで#46のスリップから抜け出して4位に、続く1コーナーでは#43をパスして、一気に3位に浮上。メインスタンドの大観衆の目の前で安岡が見せたスーパーGTのルーキーらしからぬ大胆な走りに、場内は大きな盛り上がりを見せた。

15番手でスタートしたハンコックKTR(ハンコック ポルシェ、ゼッケン#33)の911 GT3 RSRをドライブする藤井誠暢は着実に順位を上げていき、11周目に4位へ浮上するがコースアウトを喫し、10位へ後退する。

1分45秒台でコンスタントにラップを刻む安岡は前を行く#74と#66の追撃態勢に入るが、トップ2台との差は大きく、しばらく単独走行が続く。その間、後方では予選3番手スタートながらも後方に沈んでいた#11がファステストラップを記録するなど凄まじい追い上げで、安岡の後方に迫る。12周目、ついに安岡は#11にパスされ4位にポジションを落としてしまう。ここから安岡のラップタイムは徐々に落ちていき、#11との差は広がっていく。

異変が起きたのは17周目の最終コーナーを立ち上がり、18周目のホームストレートに差し掛かった時。安岡はシフトアップを試みるが、ギアは入らずに911 GT3Rは大きな白煙をあげて、メインスタンド前でストップしそのままレースを終えた。チェッカーは受けられなかったものの、規定周回に到達していたためリザルト上、安岡は完走扱いの21位となった。あと少しでポディウム・フィニッシュという素晴らしいレースを展開していた安岡は「序盤からアンダーステアに苦しめられていましたが、いいポジションでレースをしていただけに残念です。トラブルの前兆はまったく感じられませんでした」とスーパーGTデビュー戦を振り返った。

#33ハンコック ポルシェの藤井は10位に後退した後、猛追を見せ4位でチェッカーを受けた。レース終了後、#11に続き2位でゴールした#66に30秒のペナルティが加算され、最終リザルトではハンコック ポルシェは3位に繰り上がる。「15番手スタートでしたが、決勝でのセットには自信を持って望みました。タイヤのパフォーマンスも一貫して素晴く、あきらめずにプッシュすることができました。3位はポルシェならではのトラクションとタイヤのマッチングが生んだ結果です」と述べた。

911GT3Rポルシェ ジャパンは残念な結果となったが、ハンコック ポルシェは富士スプリントカップGT300クラス 総合優勝への可能性を残し、日曜日のレース2決勝に臨む。


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