JAF Grand Prix SUPER GT & Formula NIPPON FUJI SPRINT CUP 2010のサポートレース、ENEOS SUSTINA LEGEND CUPは14日、レース2の決勝が行われ、今回唯一外国人として参加したジェフ・リースがトップでチェッカーを受けた。
前日に続き、白熱したレースが期待されたENEOS SUSTINA LEGEND CUPのレース2。前日のリバースグリッドで迎えたスタートでは、2番手スタートの舘信秀がジャンプスタート! しかし舘は1コーナーで直進してしまい、最後尾に回った上に、コントロールタワーの星野一義からペナルティボードを出されてしまう。
レースは高木虎之介がリードを奪い、ジェフ・リースが2番手に続く。迎えた2周目の1コーナーでは、岡田秀樹、柳田春人、黒澤琢弥が多重クラッシュ! 柳田は運転席側のドアからクラッシュしたため、星野一義からFROコースインのボードが出されることに(柳田は実際にドクターカーに乗り込んだ)。
先頭の高木虎之介はグイグイリードを広げていくが、白熱したのはリース、そして最後尾から一気に追い上げてきた影山正彦、そして土屋圭市を交えた3番手争い。リースは衰えを全く感じさせない走りで影山を抑え、その後方からマシンを自在にコントロールする土屋が続き、スリーワイドも当たり前というバトルが展開される。
トップの高木はファイナルラップを迎える時には後続を10秒離すぶっちぎりの走りをみせるが、チェッカーまであとわずかというところで、高木がハザードランプを点けスローダウン! トラブルが発生したのか、それとも最年少で気を遣ったのかは不明ながら、スローダウンする高木の脇を2番手争いをしていたリース、影山、土屋が一団となって通過! 星野一義が振るチェッカーを受けた。
優勝はリース、2位は影山で、第1レースと第2レースを合算した総合優勝は影山のものに。土屋が3位に入ったが、トップ3はコンマ3秒以内のチェッカーとなった。4位は高木、5位は関谷正徳が入っている。優勝したリースは「優勝するなんて驚いているよ! 最高なバトルができたし、本当に楽しかったね」と美しいブリティッシュ・イングリッシュでコメント。観衆に笑顔で応えていた。