JAF Grand Prix SUPER GT & Formula NIPPON FUJI SPRINT CUP 2010の11月13日(土)、GT300とGT500の決勝レース1がそれぞれ行われ、GT500クラスではリチャード・ライアン(ZENT CERUMO SC430)がポール・トゥ・ウインを決めた。心配されていたスタンディングスタートもミスなくこなしたライアンは「事前練習の成果か、自分が思い描いていたとおりのスタートがきれた」と語った。なお、GT300は3番手スタートの平中克幸(JIMGAINER DIXCEL DUNLOP F430)が制した。

GT500クラス レース1/優勝
リチャード・ライアン(ZENT CERUMO SC430)

「スタンディングスタートは予想したほどの影響はなかったです。事前に何回か練習することができていたのも良かったと思います。実際のスタートは自分でシミュレートしていた通りにできて、1コーナーまでに後続も引き離すことにも成功しました。いいレースだったと思います。賞金を獲得したわけですが、賞金のために走っているのではなく勝つために走っています。でもこういうご褒美があるとモチベーションにもつながると思います。500クラスだけに集中してレースができたので面白かったですね。300クラスがいれば、追い越すときに間違ったサイドに行ってしまってコースアウトしてしまうことがあると思いますが、そういうミスにつながることはなかったです。ただファンからすると、いろいろな戦略が考えられる混走レースの方が面白いのかもしれません。明日走るチームメイトにアドバイスするとすれば、今日は思っていた以上に気温が低く、タイヤマネージメントが大変でした。だからタイヤをうまく使うことを心がけるように言いたいです。今日あげた一勝は他のレースと変わらず価値のあるものだと思います。他の素晴らしいドライバーと戦って勝った結果ですし、こうして一勝をあげてシーズンを終えることができて良かったと思います」

「トロフィーだと“どこにどうやって飾ろうかな”という楽しみがあるのは事実ですが、メダルも雰囲気が変わるのでいいと思います。トロフィーもやめないでほしいですが。そしてちょっとの賞金があればいいですね」

GT300クラス レース1/優勝
平中克幸(JIMGAINER DIXCEL DUNLOP F430)

「GTでのスタンディングスタートは初めてだったので、何が起こるか分からないと思っていました。スタートではちょっとストールしかけてしまって、順位を落とす結果になりました。走ってみて分かったことはとにかくスタートが大切で、今日はタイヤをうまく温めることができず前半は順位をさげてしまいました。でもタイヤが温まってからはポテンシャルを発揮して、いいパフォーマンスを出せたと思うので、アドバイスするとすれば、そこまでどうやって持っていくかにかかってくるのではないでしょうか? 後ろを気にしなくていい分だけ、気持ちが楽なレースになっていたと思います。今回距離が短かったのでよかったですが、距離が長ければオーバーテイクが増えたりするかもしれませんね。でもドライバーとしては分かれて走ったほうが楽は楽ですね」

「明日のフォーミュラ・ニッポンは5番手からのスタートになりますが、しっかり走れば結果はついてくると思っています。メダル制については、他のスポーツでもメダルを使っていますのでいいと思います」

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