全日本選手権フォーミュラ・ニッポンは今季、鈴鹿サーキットでの開幕戦を皮切りに、公式戦全7戦が行われるが、日本レースプロモーションの白井裕社長は、今季のレースフォーマットが基本的に250kmで争われると明らかにした。

 フォーミュラ・ニッポンはここ数年、レースの活性化を狙い、ラウンドごとにさまざまなレース距離や、給油やタイヤ交換の義務づけを行うなど、レースフォーマットがラウンドによって変化していた。ただ、ファンからは分かりづらい部分があったり、フォーマットによっては燃費を優先する展開となりフォーミュラらしさを欠く状態ができてしまうなど、問題も抱えていた。

 白井社長によれば、今季はレース距離については250kmで統一。ただし、最終戦鈴鹿については2レース制を採用するため、このラウンドのみレース距離が変わる。また、ラウンドによって義務づけがあった給油やタイヤ交換の義務づけも一切なくなるという。

 ただし、燃料についてはタンク内部で調整することにより、250kmが走れない距離を設定。今季のフォーミュラ・ニッポン開催サーキットの中では「おそらく富士が最も燃費にやさしいサーキットになる」と白井社長は語るが、JRPとして富士で250kmを走破できないようにするという。

 予選方式についても、1戦以外ですべてノックアウト方式を採用。今季のフォーミュラ・ニッポンは、ほとんどのレースで共通したスタイルでのレースを見ることになりそうだ。

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