スーパーGT300クラスで2014年のチームチャンピオンを獲得したGAINERは、12月21日に京都のGAINER本社で、「イケてる」応援をしてくれたファンへの感謝を伝えるファン感謝デーを開催したが、この場で2015年に向けた驚きの体制発表を行った。

 2014年は惜しくもドライバータイトル獲得はならなかったものの、念願のチームタイトルを獲得したGAINER。その感謝を伝えるファン感謝デーには田中哲也監督、平中克幸、植田正幸、山内英輝が出席。今シーズンを振り返った。

 ドライバートークショーなどが和やかに行われる中、迎えたクイズ大会。そこに、こんな問題が登場した。

「来年のGAINERはどのクルマを走らせるか?」

 そしてこの回答として、「SLSとGT-R」と述べられると、ファンからは「おおっ!」という、どよめきの声が上がった。

 その後改めて来年の体制が発表されたが、11号車は平中とビヨン・ビルドハイムのコンビで、引き続きメルセデスベンツSLS AMG GT3を走らせることに。一方、10号車はニッサンGT-RニスモGT3に改められ、ドライバーのひとりはアンドレ・クートとなることが明らかにされた。

 10号車GT-Rのもうひとりのドライバーは現在調整中とのことだが、長年外国車を走らせてきたGAINERがニッサンGT-R GT3を導入した理由として福田洋介代表は、「同じクルマで2年間やったので、新たなチャレンジとして」と述べている。

 これにともない、植田と山内はチームから卒業することに。植田が「11号車がチャンピオンを獲るため、日々努力していたのを間近に見ていたので、それに少しでも貢献できて嬉しかったです。これまでの指導に感謝しています」と晴れやかに語った。

 一方、山内は「ファンの皆さんに応援してもらって、素晴らしい仲間といい1年間を過ごせました。来年はGAINERの敵になれるよう、しっかり頑張ります」と語りながら、SUGOでのポールポジション獲得など大きな飛躍を果たせたシーズンだったこともあり、言葉を詰まらせるシーンもあった。

 継続参戦が決まった平中は「来年でGAINERに加入してから7年、ようやくチームタイトルが獲れました。来年は落とすレースなく、よりしっかりと戦って、ダブルタイトルを目指して頑張ります!」と、力強くファンの前で誓っていた。

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