3年ぶりにJAF-GP制覇!
Race1・Race2共に2位を獲得!!
GAINER DIXCEL SLS
DRIVER:Race1:BJORN WIRDHEIM/予選2位 決勝2位
DRIVER:Race2:KATSUYUKI HIRANAKA/予選3位 決勝2位
Race1決勝日入場者数:2万3000人
Race2決勝日入場者数:3万9000人
2013年11月23日(土曜日)
第1レース予選:8:05~8:25 Bjorn Wirdheim
気温:9度・路面温度:9度・天候:晴・路面状況:ドライ
第2レース予選:8:50~9:10 平中 克幸
気温:11度・路面温度:16度・天候:晴・路面状況:ドライ
第1レース決勝:14:05~ Bjorn Wirdheim
気温:13度・路面温度:19度・天候:晴・路面状況:ドライ
今年最後のSUPER-GTのレースとなる、JAF-GP スプリントカップ。 今年は3日間開催から、2日間開催となりタイムスケジュールも非常にタイトになる。 公式練習もなしに、いきなりの予選が8時05分という早い時間から開始された。
Race1はBjorn WIRDHEIM、Race2は平中克幸が担当する。初めの20分はBjornがアタックを開始。 走り出しからトップに名前を連ねるBjorn。3周計測してピットに戻り、ソフトタイヤで再びアタック。 やはり計測3周目に1‘37.497のタイムで暫定トップに。しかしその後№3GT-Rが1’37.147のタイムでポールポジションを獲得。Bjornは午後からの決勝をセカンドローからスタートすることになった。
続いて500クラスの予選の後、平中の予選が開始された。 計測3周目のタイムで暫定3番手になるが、その後なかなかクリアラップが取れず、タイムアップが出来ない。 平中も途中でソフトタイヤに交換するためにピットへ。 この時点で7番手。しかし、なかなかタイヤも暖まり切らず、ラスト計測1周になってしまう。
なんとかクリアラップを取れるようにアタックを開始。セクター1、セクター2と自己ベストを更新。 1‘37.634で暫定4番手に。その後3番手だった№35GT-Rが4輪脱輪の裁定によりベストタイム抹消となり、明日は3番手のポジションからのスタートが決まった。
平中 克幸コメント
予選は自分が思っていた以上に苦戦してしまいました。言い訳ではないのですが、タイヤの2セット目を履いて出て行った場所がものすごく悪くて、最後の2周まで自分のペースで走ることが出来ずにいました。ラストラップもなんとかアタック出来たという感じでしたので、悔しさの残る予選でした。レースは明日ですし、3番手スタートは決して悪くないポジションからですので、予選の悔しさを晴らしたいと思います。
Bjorn Wirdheimコメント
フリー走行もなくいきなりの予選でしたが、良いパフォーマンスを発揮出来た。タイヤウォーマーもなく早朝の予選でしたが、Teamもタイヤも凄く良かった。日産GT-Rは異次元の走りだったのですが、予選のタイヤも良かったので、決勝でも良いパフォーマンスを発揮してくれると思うので、もてぎのように優勝して終わりたいです。
午後からの決勝はオンタイムでスタート。慣れないスタンディングスタートでBjornはエンジンがストール気味になってしまい、ポジションを落としてしまう。なんとか1コーナーまでには少し挽回。コカコーラーコーナーあたりで№48GT-Rに後ろから接触され、コースアウト。何とかコースに戻って前車を猛追。1周目にはスタートミスを挽回し、3番手でコントロールタワーを通過。前を走る№55CR-Zを追いかけ、4周目の1コーナーでパスし2番手に浮上。前を行く№35GT-Rとの差を詰めたいところだったが、異次元の速さで快走するGT-Rとの差はなかなか縮まらず、周回を重ねていく。
後方からは、ポールポジションからスタートし、スタートミスで後方に後退していた№3GT-Rが猛追してきた。14周目、15周目はBjornも上手くブロックをしながらバトルを展開するが、16周目にとうとうパスされ3番手に後退。しかし17周にトップを快走していた№35のタイヤが悲鳴を上げバースト。再び2番手になり、もう一度№3を追いかけ始め、ストレートで離され、セクター2、3では1秒以内の攻防が繰り広げられていたが、抜くまでには至らず2番手でチェッカーを受けた。
Bjorn Wirdheimコメント
決勝はスタートでエンジンストール気味になってしまい、かなりポジションダウン。しかし1コーナーで少し順位を上げることが出来た。たが2コーナー~コカコーラーコーナーで48号車に後ろから追突され、再びポジションを落としてしまったが、ヘヤピンからダンロップコーナーで48号車をパス出来た。それからも少し車のフィーリングがおかしかったのですが、タイヤのフィーリングも良く、1コーナーでインに飛び込み2番手のポジションまで上がることが出来た。トップにはかなり近づけましたが、3号車のストレートスピードにはついて行くことが出来ず、コーナーで詰める状況で少しチャンスもあったけれども抜くことは敵いませんでした。それでも2番手でチェッカーを受けられたことはうれしかった。
2013年11月24日(日曜日)
第2レース決勝:14:05~(22周)
平中 克幸
気温:13度・路面温度:18度・天候:晴・路面状況:ドライ
オンタイムでフォーメーションラップが開始され、平中はSLSで初めてのスタンディングスタートを行う。昨日Bjornがストールした事を生かし、トラクションコントロールなしでスタート。これが昨日よりも失敗が大きく、やはり1コーナーまでに大きく順位を落としてしまう。タイヤも暖まりが思った以上に遅く、ペースも上げられない。1周目にコントロールタワーを通過したときには7番手までポジションを落としていた。
徐々にペースの上がってきた平中は、5周目に№16CR-Zを1コーナーでパス。№3GT-Rがスタートで大きくフライングして、ここでドライブスルーペナルティーが出されて5番手に。前を行く№4BMWとの差を、1周毎に0.5秒縮めていく。しかし楽に抜かせてくれないのが谷口選手。執拗なブロックに合い2周に渡ってテールツゥーノーズ。ストレートでも近づきすぎて接触。一瞬ヒヤッとする場面もあったが、なんとか2コーナーでパス。ここでも昨日に続いて2番手を走っていた№35が急遽ピットへ入り、15周目にはスタート時点のポジションの3番手まで上がってきた。
前を行く№55CR-Zとは、毎周1秒ほど差を詰めていき、17周目の1コーナーでインに入り2番手に。残り4周でトップの№2マクラーレンを追いかける。残り2周0.4秒差まで縮めてトップを狙う。ここに来て急に№2のペースが平中と変わらない様になる。ストレートスピードはやはりマクラーレンが上。昨日に続いてセクター2とセクター3で攻めるが、さすがにベテラン加藤選手は走易々とは抜かせてくれない。最終ラップまでバトルは続いたが、抜ききることが出来ず2番手でチェッカーを受けた。これにより、JAF-GP総合優勝は11号車が獲得した。
平中 克幸コメント
スタートに失敗してしまいまして、7位まで落ちてしまいました。でも何とか2番手まで上がることが出来て、Teamの総合優勝に貢献できたことは良かったと思っております。シーズン中は色々と苦労した部分もありましたが、今年最後のGTレースを総合優勝で終われたということは最終的には良かったと思いますし、1年を通してGAINERが凄く強かったということを証明できたので良かったと思います。