スーパーGT300クラスでグッドスマイル 初音ミク Z4を駆り、谷口信輝/片岡龍也組が2014年のドライバーズチャンピオンを獲得したGOODSMILE RACING & TeamUKYOが20日、東京都内でファンとともに祝勝会を開催した。
GOODSMILE RACING & TeamUKYOは、『ファンとともに走るレーシングチーム』をコンセプトに、独特の個人スポンサー制度をチーム創設当初から導入。そのパフォーマンスはもちろんのこと、ファンを大切にするチームの姿勢により、1万人を超える個人サポーターに愛されている。スーパーGTでも屈指の人気チームのひとつと言っていいだろう。
そんなサポーターの熱い声援もあり、今季も谷口/片岡のコンビで戦ったGOODSMILE RACING & TeamUKYOは、チームタイトルこそライバルのGAINERに譲ったものの、グッドスマイル 初音ミク Z4が最終戦もてぎで3位に入り、同得点ながら優勝回数の差でドライバーズチャンピオンを獲得した。
サーキットでもチームはパドックに詰めかけたファンとともに喜びを分かちあったが、第8戦もてぎから4日というこのタイミングで早くも祝勝会を開催。おなじみの祝勝会会場である渋谷のSHOWER LOUNGE PLUSには、通常の勝利の際の人数を上回るファンが詰めかけた。
まずは安藝貴範代表をはじめ片山右京監督、河野高男エンジニア、河野駿佑メカニック、レーシングミクサポーターズ、そして片岡が登場し、ファンと乾杯……というところだったが、なんとここで谷口がまさかの遅刻。谷口抜きで第8戦を振り返り、開始から30分が経ったところでニコニコ生放送がスタートした。
放送内では、片岡が「もう帰ろうかと思った」という金曜日の走行から、いかに立て直し決勝レース序盤を戦うまでが語られたが、途中話題が谷口の到着待ちに。発表されたばかりの『GearTribe 初音ミクGTプロジェクト 2014Ver.』が紹介されていた。
しかし、そこへおなじみの(?)「セーフ」のポーズで谷口が到着すると、会場&ニコ生のコメントは大盛り上がり。谷口は遅れた分を取り返すべく、ニコ生を延長するほどのトークを披露し、会場を盛り上げた。
最後はレーシングミクサポーターズが涙を交えながらチャンピオン獲得の喜びを語り、安藝貴範代表が挨拶。「いつもパドックで声をかけてもらい、スタンドで旗を振って応援してくれたことで、本当に力をもらいました」と安藝代表。
来季の体制については「近いうちにお知らせしたい」としつつ、最後に安藝代表はファンに向けて、こう語った。「(このチームは)皆さんのチームです。おめでとうございます!」